UFC297:メインイベント・ショーン・ストリックランド vs. ドリカス・デュ・プレシ

ミドル級タイトルマッチ5分5R。デュ・プレシ2位。

9月にアデサニヤを破り王者となったストリックランドの初防衛戦。昨年は緊急出場した年初のイマボフ戦で判定勝ちした後、なかなか試合が組まれず、6月にはUFC2戦目でノーランカーのアブス・マゴメドフに2RKO勝ち。王座挑戦は無理目の状況だったが、デュ・プレシの負傷によりチャンスが回ってくる。絶対的不利を予想されていたが、スタンドで常にプレッシャーを掛けてジャブを打ち込むというストリックランドのスタイルで攻略し勝利。相手のパンチを顔面に受けないディフェンス力の高さも武器。UFC15勝5敗の32歳。

デュ・プレシはUFCデビューから6連勝。7月にはこれまでミドル級ではアデサニヤにしか敗れていなかったロバート・ウィテカーにカウンターのジャブを効かせてダウンを奪い、パンチのラッシュでKO勝ち。アデサニヤの王座挑戦が確実だったが、負傷でチャンスが遠のいていた。倒せる重いパンチ、柔道の投げからの首攻めで、ブラッド・タバレス戦の判定勝ち以外20勝中19フィニッシュ勝利。しかし打撃では倒す力がある一方で、被弾も多い。ブランソン戦では1Rにパンチを効かされピンチに陥ったところから、2Rに逆にパンチを効かせての逆転勝ち。南アフリカ勢として初のタイトル挑戦となる。30歳。

両者は先月のUFC296の会場で、ストリックランドがデュ・プレシに殴りかかる乱闘騒ぎを起こしている。オッズは微差でストリックランドがフェイバリット。

いつも通りジャブを打ち込んでいくストリックランド。前蹴り。デュ・プレシ左ハイを見せる。ストリックランドはジャブ・前蹴りを打ち続ける。デュ・プレシも打撃を返すが、手数ではストリックランド。左ミドルを入れたデュ・プレシ。左ハイ。腕でブロックするストリックランド。デュ・プレシワンツー。ワンツーで出るが、上体をそらし腕でブロックしたストリックランド。間合いを詰めるとひたすらジャブ。デュ・プレシタックルへ。ダブルレッグでケージ際まで押し込むとクラッチしてテイクダウン。ストリックランドケージを使って立つが、デュ・プレシボディロックから投げてテイクダウン。が、自ら放して離れるデュ・プレシ。カーフを蹴るデュ・プレシ。ストリックランドは同じペースでジャブを打ち続ける。デュ・プレシ左ハイ。カーフ。右フック。ストリックランドワンツーをヒット。打ち返したデュ・プレシ。ホーン。

デュ・プレシがテイクダウンを奪ったが、すぐに立たれたのでジャブの手数でストリックランドのラウンド。

2R。ワンツーを入れたデュ・プレシ。ブロックされる。ストリックランドは同じペースでジャブを打ち続ける。デュ・プレシのバックブローをエルボーブロックしたストリックランド。ジャブでバランスを崩したデュ・プレシ。デュ・プレシ詰めて右フックを放つがヒットせず。また飛び込んでワンツーを放ったがかわされる。またワンツー。圧を強めているがクリーンヒットがない。ジャブを打たれながら詰めていくデュ・プレシ。左右のボディを入れたデュ・プレシ。飛び込んで左オーバーハンド。これはヒット。もう一発放ったが届かず。また飛び込んでワンツー。また出て右。届いた。残り1分でデュ・プレシがシングルレッグからテイクダウン。ケージ際でスイッチで入れ替え立ち上がったストリックランド。左右のフックからバックブローを放つデュ・プレシ。ホーン。

2Rは僅差。デュ・プレシのパンチがどれくらいヒットしているのか、ジャッジがヒットしたとみなしているのか。デュ・プレシは左目が大きく腫れている。

3R。詰めるデュ・プレシ。左ハイ。浅くヒット。飛び込んでワンツー。これはヒットせず。ストリックランドは相変わらず淡々とジャブを入れる。デュ・プレシは左右のパンtいの他にカーフ、左ミドルも入れる。ボディ、左ハイも入れた。パンチをかわされてからのバックブローは空振り。パンチで出るデュ・プレシだがストリックランドかわしている。左オーバーハンド。これも浅いか。手数は多いがヒット数は少ない展開のデュ・プレシ。出てきたデュ・プレシにワンツーを入れるストリックランド。デュ・プレシ飛び込んでワンツー。ホーン。

3Rは手数がほぼ五分。ややデュ・プレシか。左目の腫れが大きくなっているデュ・プレシ。

4R。ワンツーを入れたストリックランド。ジャブを入れる。デュ・プレシのパンチは届いていない。デュ・プレシシングルレッグを狙うが放した。ストリックランド左目付近から出血。デュ・プレシのパンチをかわして右フックを入れたストリックランド。デュ・プレシどんどん手を出していく。届いていない打撃も多いが。ストリックランドの出血が増している。ジャブを打ったストリックランドにデュ・プレシがワンツーを返すと組み付いたストリックランド。しかし四つからデュ・プレシがテイクダウン。ストリックランド背中を向けて立つとクラッチを切った。離れるデュ・プレシ。デュ・プレシの右がヒット。詰めてワンツー。さらに右ボディ。デュ・プレシの打撃がヒットし始めている。そしてタックル。テイクダウン。また背中を向けて立つストリックランド。投げたデュ・プレシ。自ら放してパンチを入れたデュ・プレシ。ストリックランドちょっと消耗したか。タックルのフェイントに反応する。右オーバーハンドはストリックランドがかわす。ワンツーを入れたストリックランドだがデュ・プレシが詰める。ホーン。

4Rデュ・プレシ。僅差のラウンドがあるのでジャッジがどうなっているかわからないが、ややデュ・プレシペースになってきた。

5R。相変わらずジャブを突き続けるストリックランド。タックルのフェイントから左を入れる。ワンツーを入れたストリックランド。デュ・プレシのワンツーはブロックしている。デュ・プレシカーフから左ハイ。デュ・プレシタックル。切ったストリックランド。お互い右を打ち込む。デュ・プレシボディから右フック。またタックル。切ったストリックランド。カーフ、ハイを出すデュ・プレシ。残り1分で手数を増やすデュ・プレシ。ストリックランドもワンツーを出していく。ジャブ一辺倒からワンツー一辺倒へ。ワンツー連打から飛び膝。タイムアップ。

両者勝利アピール。健闘をたたえに行くデュ・プレシ。

48-47ストリックランド、48-47デュ・プレシ、48-47デュ・プレシ!スプリットでデュ・プレシが南アフリカ初の王者に。

素直に勝利をたたえたストリックランド。

デュ・プレシはアデサニヤに「戻ってきて決着をつけよう」とコメント。

際どいラウンドが多かったが、ジャッジの判断が割れたのは3Rのみ。

メディアのジャッジは48-47デュ・プレシ、48-47ストリックランドでほぼ真っ二つに割れている。

mmadecisions.com

タイトルとURLをコピーしました