Road To UFCシーズン2フィナーレ:第3試合・ロン・チュー vs. 原口伸

Road To UFCシーズン2ライト級決勝戦

UFCファイターのロン・チュー。UFCでは正直最下層の選手相手にもパッとしない試合内容でリリースされており、再契約は難しいのではないかと思われたが、さすがにRoad To UFCでは実力差を見せて決勝進出。23歳。

原口はレスリングで天皇杯全日本選手権)優勝。GRACHANでライト級王座を獲得したが、体格的にはフェザーが適正で、Road to UFCにもフェザーでエントリーしたものの、UFCからの要請でライト級での出場となる。一回戦はインドネシア勢とのボーナスファイトだったが、準決勝は相手の体重オーバーにより急遽ワンマッチに出場予定だったパク・ジェヒョンとの対戦となり、終始原口がテイクダウンする内容での判定勝ち。念願のUFCとの契約まであと1戦。25歳。

原口いきなりタックル。ロン・チュー足を引いてがぶるが、原口そのまま突進していく。しかし離れて切ったロン・チュー。原口今度はロン・チューの足を掴んでシングルレッグにそのままバックに着いたが、ロン・チュー立って正対。再び足へのタックルに切り替えた原口。またシングルレッグだが、ロン・チュー足を引き抜いて離れた。パンチから膝を見せるロン・チュー。原口またタックル。カウンターの膝がヒットしたが、効いてないとアピールする原口。またタックル。ドライブしてテイクダウン成功。ロン・チューケージ際まで移動。上半身を押さえ込む原口だが、ロン・チュー亀になり立つ。離れた。ロン・チューの右がヒットするが、原口タックルへ。持ち上げてテイクダウン。サイドで押さえ込んだ。パウンド。うつ伏せになり立ち上がったロン・チュー。スタンド。じわじわプレスしてきたロン・チュー。原口ケージを背負う。タックル。止められた。またタックルへ。これも切ってパンチを入れたロン・チュー。ホーン。

1Rやや原口だと思うが、ロン・チューのパンチ・膝のヒットが取られる可能性もある。ロン・チュー、かなりタックルに対応している。

2R。タックルのフェイントを見せる原口。タックルからバックブロー。またタックル。来たところにワンツーを入れる。原口タックルへ。ロン・チューカウンターの膝。顔が太ももあたりにヒットしたがそのままタックルへ。片足を取った原口。バックに回りながら寝かせようとするが、ロン・チュー立ち上がる。スタンド。ロン・チュー右ミドル。さらに右。原口鼻血。タックルのタイミングで膝を出したロン・チュー。ロン・チューのパンチがヒット。またタックルに膝を合わせたロン・チュー。致命傷にはなっていないがタイミングが合っている。じわじわ詰めるロン・チュー。前蹴りを腹に入れる。タックル。切ったロン・チュー。残り1分。原口ちょっと疲れが見える。ロン・チューのジャブを被弾。左を打ち込んでいく原口。ホーン。

2Rはロン・チュー。原口膝に手をついて疲れている様子を見せた。

3R。ロン・チューいきなり飛び膝。原口シングルレッグに入るが足を抜かれた。タックルを止めてパンチを入れるロン・チュー。原口もパンチを振っていくが、もらってもいる。ロン・チューの指の向きを注意するハーブ・ディーン。その間にも疲れた様子を見せる原口。原口タックル。シングルレッグからバックに回るが切られた。立ち上がるのが遅れる原口。すぐに詰めたロン・チュー。パンチを打ち込む。原口またタックルに行くが余裕を持って切られる。ロン・チューの右がヒットしマウスピースが飛ぶ。出てきたロン・チューにタックル。が、これも切られた。マウスピースをはめて再開するが立てない原口。ハーブ・ディーン続行を支持。立ち上がった原口。しかしタックルを切られてバックを取られた。ロン・チューパウンド。ハーブ・ディーンでなければ止められてもおかしくない。余力がない原口にチョーク。原口タップ。

アルファメールでトレーニングしてきたロン・チュー、タックルへの対応が良く、2R以降は原口の消耗もあり、次第に差がついた。最後は実質KO状態の原口へのチョークでフィニッシュ。

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