ウェルター級。
ウルビナは2021年のTUFミドル級に出場し、準決勝で敗れたが、負傷選手の代役として決勝進出。しかしブライアン・バトルに2Rチョークで一本負け。昨年5月の2戦目ではローカル時代のウェルター級に戻すと、UFC1勝1敗のオリオン・コシと対戦。コシが1Rにアバラを痛めた後は一方的な展開となり、前蹴りを腹に効かせてKO勝ちした。プロデビューから10年目だが、公式戦ではこれがまだ10戦目。ウェルター級では2位タイの長身となる191cmの27歳。
ラドキは昨年4月にCFFCウェルター級王者となり、9月のオーストラリア大会でUFCデビュー。シティ・キックボクシング所属の元キックボクサー・マイク・ダイヤモンド相手に組み付いていく戦法で判定勝ち。しかしダイヤモンドの組みの穴が大きすぎるのに救われての勝利のため、UFCでどれだけ実力があるかは測れなかった。レスリングベースで柔術も黒帯の33歳。
カーフを蹴るウルビナ。ラドキ詰めていくが、前蹴りで入らせないウルビナ。詰めていくラドキにウルビナはケージ際をサークリング。ジャブを入れたラドキ。ウルビナから組んでいく。四つに。しかし組み止められ、肘を入れて離れる。また詰めるラドキ。ワンツーを入れる。ウルビナ手が出ない。ワンツーを入れたラドキ。ワンツーを入れたラドキ。ウルビナの打ち返しに左フックがヒットしウルビナダウン!しかしアンクルピックで凌ぐ。足を引き抜いて離れたラドキ。また打撃で出る。ケージを背負うウルビナだがダメージが残っている。ワンツーで膝から崩れ落ちKO!
最初の左フックで顎を打ち抜きダウンを奪うと、ウルビナが回復する前に追い打ちのワンツーでKO。これでUFCデビューから2連勝。どちらかといえば組みのラドキ・打撃のウルビナというイメージだったが、ラドキがKOで勝利した。
ウルビナは序盤から打撃でプレッシャーを掛けられる展開で、劣勢なまま終わった。