女子ストロー級。
イギリス・リバプール出身のマッキャンはフライ級で6勝5敗で、今回から階級を落とす。地元イギリスでは人気が高い選手で、2021~22年にかけて3連勝してランキングにも入っていたが、エリン・ブランチフィールドにはテイクダウンされるとサイド→頭をまたいでのキムラで何も出来ず一本負け。前回の地元イギリス大会では、ユリア・ストリアレンコにパンチが大振りになった瞬間にタックルでテイクダウンを奪われるとバックマウントからの腕十字で一本負けと、連続1R一本負け中。33歳。
ベルビタはルーマニア出身で現在カナダ在住。空手・キック・ケンポーなどの打撃系格闘技がバックボーンで、キックではアマで世界王者、空手ではルーマニア王者となっている。フライ級で2戦して連敗した後、ストローに落としてここまで2勝2敗。前戦は3連勝でランキング15位に入っていたカロリーナ・コバルケビッチ相手に判定負けでランクインならず。打撃で前に出ていくタイプで、女子ストロー級最長身の170cm。27歳。
両者はフライ級時代の2019年に対戦。ベルビダはUFCデビュー戦だったが、マッキャンに5度テイクダウンを奪われると、パンチをまとめられて印象付けられての判定負け。おまけにテイクダウンを防ぐためにケージを掴んで減点もされており完敗だった。それからどこまで成長しているか。
すぐに距離を詰めるマッキャン。右フックがヒット。飛び込んで右。遠い間合いからリーチ差を活かしてジャブ・カーフを入れるベルビダ。マッキャン飛び込みからタックル。テイクダウン。しかしベルビダが下から足で距離を作ると、自ら立ってスタンドに戻す。バックスピンキックを入れたマッキャン。ベルビダが首相撲に捕らえるとボディロックに。テイクダウンは取れないが、離してバック肘を入れた。マッキャン飛び込んで肘。またバック肘。ベルビダも左ボディを返す。マッキャンパンチからまたバック肘。シングルレッグからリフトしてテイクダウン。マウント!ハイマウントから肘連打。残りわずかで腕十字!腕が伸びて残り2秒でタップアウト!
ベルビダは最後の腕十字で肘を脱臼した模様。