UFC on ESPN+93:第6試合・アザト・マクスム vs. チャールズ・ジョンソン

フライ級。

カザフスタンのマクスムは昨年7月にタイソン・ナム戦でUFCデビュー。レスリング+ボクシングのスタイルで、2Rにパンチでぐらつかせたが、手数では劣る展開でジャッジの判断が割れたにも関わらず、3Rは距離を取り勝ち逃げを狙いに。結果3Rを落とし、判定スプリットで勝ったものの、3Rはやや消極的だった。ここまで17戦全勝で負けなし。29歳。

元LFA王者のジョンソン。LFAタイトルマッチでは堀内佑馬にスプリット判定勝ち。UFCデビュー戦はプロアマ無敗のモカエフに判定負けしたが、そこから2連勝。しかしその後オデー・オズボーン、コーディ・ダーデン、ハファエル・エステバム相手に3連敗。契約続行されるか微妙だったが、当初マクスムと対戦予定だったネイト・マネスの負傷欠場により最後のチャンスが回ってきた。2戦続けてキャリア全勝の選手との対戦となった。33歳。

組んできたジョンソンを引きはがすマクスム。マクスムのワンツーの右がヒットしジョンソンダウン!がぶったマクスムがダースチョーク。立ち上がり外したジョンソン。離れた。マクスムの左がヒットし、効いたのか交代するジョンソン。ケージを背負ったジョンソンにパンチからヒザが顔面にヒット。ジョンソンの蹴りにカウンターのジャブがヒットしスリップ気味にダウンを奪ったマクスム。がぶるマクスムだが、ジョンソン振りほどいて離れた。ジョンソン一転してタックルへ。シングルレッグからケージに押し込む。引きはがすマクスム。マクスムもタックルへ。シングルレッグ。しかしジョンソンこらえて離れ際にヒザを入れる。残り1分。プレスするマクスム。ジョンソン飛び込みアッパー。前蹴り。残り15秒でまたマクスムがシングルレッグに。軸足を刈ってテイクダウンしたところでホーン。

1Rマクスム。ジョンソンパンチが見えていないか。

2R。マクスムのパンチ3連打がヒット。ジョンソンもパンチを打ち返す。カーフ。ジャブからアッパーを入れたジョンソン。しかしじわじわ詰められケージを背負う。マクスムのパンチをかいくぐってタックル。テイクダウン。両足フックしバックマウント。チョーク。しかしマクスム足のフックを外して上に。ジョンソン三角に移行するが首を抜かれた。パスするマクスムだが、ジョンソンスクランブルで逃れると立ち上がった。パンチで出るマクスム。ジョンソンハイを放つがスリップ。がぶられるが立って離れた。ジャブを入れるマクスム。ジョンソン下がり気味。意識が守りに入っているか。足をかけて崩したジョンソンがクリンチアッパーを入れる。また出てくるマクスム。タックル。差し返したジョンソン。離れ際に右をヒット。最後に逆にタックルに入るがホーン。

2Rはジョンソンか。

3R。詰めていくマクスム。右のダブルがヒットしたが、ジョンソンのインローでバランスを崩す。ジョンソンそろそろマクスムのパンチにも慣れてきたか?ジョンソンのミドルをキャッチしてシングルレッグに入ったマクスム。ケージでこらえるジョンソン。抱え上げてテイクダウン。ジョンソンバックを取らせて立ったジョンソン。スタンドでチョークを狙ったが正対され離れる。マクスムパンチからテンカオ。ジョンソンもハイを返す。打撃戦。ジョンソンも打ち返していく。ワンツー。ジョンソンのミドルをキャッチしたマクスム。ケージに押し込むが、ジョンソンニンジャチョーク気味に絞めるとマクスム離れた。残り15秒でジョンソンタックル。こらえようとしたマクスムをサバ折りで倒してマウント!パウンド!タイムアップ。

3Rジョンソン。2Rは割れるかもしれないがどうなるか。

判定三者29-28でジョンソン勝利!

リリース間際のジョンソン、起死回生の勝利。1Rにダウンを喫した時は長くないかと思われたが、巻き返して無敗のマクスムに土をつけた。

全勝だったマクスムだが、前回はリリース寸前のナムにスプリット判定勝ち、今回はジョンソン相手に判定負けと、現状ランキングに入るのは難しいレベル。序盤のパンチは良かったのだが、凌がれると今回も終盤で劣勢となった。

タイトルとURLをコピーしました