UFC on ESPN+94:第11試合・ブラッド・タバレス vs. グレゴリー・ホドリゲス

ミドル級。

タバレスはプロデビュー3年目・キャリア6戦目でTUFに出場し、UFCデビュー。以来14年、UFCの歴史の半分近くを戦い続けてきた。5連勝と4連勝があり、一時はランキングにも入っていたが、現在はランク外。組んでのケージ押し込みが得意で、UFCでの15勝のうち、判定勝ちが13(ミドル級最多)。2連敗で迎えた前戦はスネの骨折からの復帰戦となるクリス・ワイドマンに判定勝ちして連敗ストップ。が、ワイドマンが衰えすぎていただけという可能性もあり、タバレスの評価が上がる試合ではなかった。UFC15勝8敗の36歳。

ホドリゲスは柔術レスリングがバックボーンだが、強いパンチも持っており、UFCでの直近の4勝はすべてKO勝ち。前戦はUFC1勝2敗のデニス・トゥルーリンからサバ折りでテイクダウンを奪い、一気にマウントを奪ってバックマウントからの肘でKO勝ち。UFC5勝2敗で、敗れた相手はアルメン・ペトロシアンとブルンノ・フェレイラ。31歳。

詰めてパンチを打ち込んでいくホドリゲス。が、タバレスのパンチを貰いちょっとぐらついた。しかしなおも詰めるホドリゲス。ケージを背負うタバレス。ワンツーを打ち込む。サークリングして逃れようとするタバレスにさらに詰めていく。タバレスワンツーをヒット。一転してタックルに入ったホドリゲスだが、タバレス受け止めた。離れるホドリゲス。またケージに詰めたホドリゲス。ジャブの刺し合い。またタックルに入ったホドリゲス。シングルレッグ。軸足を払って倒そうとしたが倒せず。しかし放して肘を入れた。ケージに詰めてパンチを入れると、組み付いてきたタバレスに小手に巻いて投げた。抑え込まれる前に立とうとするタバレスをがぶるホドリゲス。マットに片手を着くタバレスの脇腹に膝を入れていくホドリゲス。ホーン。

1Rホドリゲス。

2Rも詰めていくホドリゲス。パンチを入れるタバレスだが、ホドリゲス下がらない。カーフ。タックルに入った。脇をくぐってスタンドバックに。正対したタバレス。ホドリゲス腹に膝を入れる。離れたタバレス。ホドリゲスまたカーフ。タバレスも出てきた。パンチが交錯。またホドリゲスのカーフで足が流れるタバレス。ホドリゲスのタックルを切ったタバレス。離れ際にパンチを入れるホドリゲス。前蹴り、右ハイ。カーフ。残り1分。タバレスの蹴りに合わせてタックルに入ったホドリゲスがテイクダウン。ハーフ。下からホドリゲスの左腕を両手で掴んでディフェンスするタバレス。ホーン。

2Rホドリゲス。

3R。ホドリゲスがパンチで出る。打たれて下がるタバレスを追いかけてケージに詰めると膝!サークリングするタバレスを追っていくとさらにパンチを打ち込む。タバレス頭を抱えて動きが止まる。右の連打を打ち込むホドリゲス。レフェリー止めた!

ストップ直後、ダウンしていないのに止められて納得行かない様子を見せていたタバレスだが、ストップは極めて妥当だし、どちらにしろ2Rまで取られている状態では、フィニッシュ力のないタバレスに逆転の目はなかった。

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