UFC on ESPN+94:第2試合・ファーニー・ガルシア vs. ハイダー・アミル

フェザー級

ガルシアは今週に入ってから急遽負傷選手の代役として出場が決まった。減量を間に合わせるために階級下の選手にオファーがかかっており、ガルシアは本来バンタム級UFCデビューから2連敗すると、3戦目は昨年Road To UFCを制した中村倫也と対戦。テイクダウンを奪われるとそこからリカバリーさせてもらえず。Road To UFCを全試合1Rフィニッシュで勝利した中村相手にサブミッションのエスケープで判定まで持ち込みはしたものの、ほぼ何もさせてもらえず完敗。バックボーンはボクシング。31歳。

アミルはフィリピン生まれ。フィリピン人の母、イギリス系ルーマニア人の父を持つ。アメリカに移住し、16歳でレスリング・柔術を学ぶと、MMAのトレーニングを開始。アマで試合にも出場したが、喧嘩で高校を退学になり、MMAから一度離れた。数年後、ギルバート・メレンデスの元で再びMMAを始めたが、当時はライトヘビー級の体格だったとのこと。プロデビューは27歳。コロナ禍で2年のブランク後、LFAで3連勝し、昨年8月にコンテンダーシリーズ出場。両者スタミナ切れの消耗戦の末、判定勝ちで契約を勝ち取った。試合後には、いつか階級を上げて、師匠メレンデスを最後に破ったアーノルド・アレンと戦いたいとコメントしていた。MMA8戦全勝だが、33歳の遅いUFCデビューとなる。

間合いを詰めて蹴りを入れるアミル。スイッチを繰り返す。ケージまで下がるガルシア。アミルタックル。抱え上げてテイクダウンしバックに付くが、振りほどいて立ち上がったガルシア。ミドルを入れるアミル。ガルシアワンツーを返す。アミルのパンチがヒットしガルシアダウン!バックに回りパンチを連打するアミル。ガルシア立つがボディに膝。なんとか離れたガルシアがパンチを返し一瞬ぐらついたアミルだが、すぐにまた距離を詰めボディに膝。嫌がって自ら膝をつくガルシア。アミルバックに回りパウンド連打。動きがないと止められそう。アミルバックからチョーク。左腕ごと足でロックされ、片手でしかディフェンスできないガルシアだがしのいだ。反転。上になろうとしたアミルだが、ガルシアが上になると、立とうとしたアミルから四の字バック。チョーク。顎の上。アミル再び反転して上を取るとパウンド連打。さらに腹にサッカーボールキック。ボディに膝。亀になりパウンドを打たれるガルシア。レフェリー残り時間わずかなので流した。ホーン。

1Rアミル。10-8の可能性もある。

2R。アミルパンチで出る。ガルシアも鋭いパンチを返していく。アミル左ハイ。パンチの打ち合い。ガルシア消耗していてパンチで身体が流れる。アッパーを入れるアミル。左ミドル。ガルシアもパンチの技術では負けていないが打たれている。ダウンしていないが、レフェリー危険と見て止めた。

相手が階級下で3連敗している選手ではあるが、アミルきっちりフィニッシュして勝利。

ガルシア4連敗。今回は緊急の代役で階級上だったので、もう1試合チャンスがもらえるかどうか。

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