ペルーのマルコスは昨年1月にUFCデビューすると、テンカオを腹に打ち込んでKO勝ち。2戦目はUFC6勝5敗で地元イギリスのデイビー・グラントの対戦。僅差となったものの、スプリット判定勝ちで無敗をキープした。バックボーンはルタ・リーブリ。プレッシャーを掛けてケージを背負わせてパンチ・膝を打ち込むスタイル。昨年末に3試合目が組まれていたが、相手が三度欠場となり、3戦目は年明けに。30歳。
中国・内モンゴル出身のチロンはUFCデビューから2戦はフライ級で2連続判定負け。階級をバンタムに上げてからは3勝1敗と勝ち越している。散打バックボーンのストライカーで、パンチが重い。テイクダウンディフェンスは甘く、下になると劣勢になりがち。前戦は柔術家のジョニー・ムニョスとの対戦で、ムニョスが下になりガードから仕掛けられたが、その攻めをしのいでのパウンドで判定勝ち。30歳。
飛び込んで右オーバーハンドを打ち込んだマルコス。お互い右を打ち込んだ。また飛び込んだマルコス。パンチから膝。顔面に入り鼻血を出すチロン。右ボディ。カーフ。飛び膝を見せたチロン。ヒットしないが、組んでケージに押し込む。引き剥がして離れ際に膝を入れたマルコス。チロン飛び込んでのワンツーがヒット。お互い右を振り回す。残り1分。マルコスのカーフで足が流れるチロン。アッパーから右。チロンのパンチをかわすマルコス。ヒット数に差が出てきた。ホーン。
1Rはヒット数の差でマルコス。
2R。組んだマルコスが肘を入れるとケージに押し込む。入れ替えて離れるチロンだがカーフを蹴られ膝をつく。そこにパンチを打ち込むマルコス。チロン組んで凌ぐとケージに押し込む。離れた。またカーフを蹴るマルコス。バック肘。アッパー。チロンもパンチを返しているがブロックされる。右・前蹴りを入れるマルコス。左ボディ。ダメージの差は明らかだが、チロン下がらない。お互い前蹴りがローブローに。強いヒットではないが。再開。三日月を蹴るチロンだがややローブロー気味。マルコスも前蹴りを放ったが、チロンがちょうど飛び膝でジャンプしたタイミングでまたローブロー。チロン膝を着いて休む。長い中断。5分経過するが回復せずレフェリー止める。
裁定はノーコンテスト。マルコス勝っていた試合を逃す。不可抗力だし仕方がない。