UFC298:第1試合・アンドレア・リー vs. ミランダ・マーベリック

女子フライ級。リー15位。

リーはUFCデビューから3連勝の後3連敗、その後2連勝したがまた3連敗で負け先行になったが、ギリギリランキングをキープしている。敗れた試合はすべて判定負けで、半分の3敗がスプリット判定によるもの。蹴り主体のストライカーで、柔術茶帯。前戦のナタリア・シウバ戦では、逆に距離を取られて蹴りを入れられる展開で判定負け。35歳。

マーベリックはUFC5勝3敗。3年前に23歳でUFCデビュー。2戦目でランカーを下してランキング入りしたが、現在はランク外。バックボーンはレスリングで、試合でもケージに押し込んでからのテイクダウンなどで攻めていくスタイル。前戦のプリシラ・カショエイラ戦ではケージつかみなどの細かい反則を繰り返すカショエイラをグラウンドで圧倒し、最後はマウントからの腕十字でタップアウト勝利。再びランカーに挑むチャンスを手にした。26歳。

組ませたくない&リーチの長い打撃が武器のリーは遠い間合いをキープするが、飛び込んだマーベリックが組み付くことに成功。スタンドバックに周りテイクダウンを狙う。後方に引き込もうとしたが、リーが入れ替えて上になる。逆にバックに回った。ジャーマンで投げたリー。マーベリックが立つと膝を入れて離れるリー。リー前蹴り。左を一発入れたマーベリック。左ハイ。ミドルを入れるマーベリック。先に手を出していく。どちらかと言えば打撃主体のリーが圧される展開。手数で上回るリー。残り30秒で飛び込み組み付いたマーベリック。リーがギロチンに抱えるが、マーベリック大内テイクダウン。パスを狙いつつパウンドを落とすマーベリック。ホーン。

1Rマーベリック。

2R。打撃戦からマーベリックがシングルレッグに。そのまま組み付いてケージに押し込むと、得意のケージレスリング。ボディロックから大内でテイクダウン成功。ガードからヒジを落とすマーベリック。ガードから後転して立ち上がったリー。スタンドになるが、やはり先に打撃をいれるのはマーベリック。リーの打撃をバックステップでかわす。残り10秒でまたシングルレッグ。リー首投げで投げたが、倒された後に上になったのはマーベリック。リー三角を狙ったがホーン。

2Rもマーベリック。

3R。マーベリックが距離を取り打撃で先手を取る。飛び込んで組み付いた。スタンドバックに回りテイクダウンを狙うが、振りほどいて離れたリー。しかし打撃戦に戻ってもリーの打撃はバックステップされて空を切る。リーのバックブローがヒットしマーベリック動きが止まる。後退したが、リーが出てくるとマーベリックシングルレッグに。テイクダウン成功。リー下から三角を狙うが、足の組みが逆の三角で絞まっていない。そのまま下から肘を入れるがタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でマーベリック勝利。

マーベリック、勝ってランキング復帰が決定的に。23歳でのUFCデビューから連勝でいきなりランキング入りした後、一時低迷していたが復活してきた。

対するリーは4連敗で、ランキングも失い苦しくなった。

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