UFC298:メインイベント・アレキサンダー・ヴォルカノフスキー vs. イリア・トプリア

フェザー級タイトルマッチ5分5R。トプリア3位。

王者ヴォルカノフスキーは6度目の防衛戦。フェザー級王座の防衛回数は初代王者ジョゼ・アルドの7回に続く2位。31歳でタイトルを獲得した時点で、フェザー級王者の最年長記録であり、当然35歳の現在もフェザー級史上最年長王者である。UFCでの2敗は昨年2度対戦したライト級王者マカチェフ戦だが、2月の1度目の対戦は拮抗した試合だったものの、10月の再戦ではヴォルカノフスキーが直前に代役出場となったこともあり、一方的な内容で1RKO負け。フェザー級での実力には影響はないとはいえ、年齢的にもダメージの蓄積が気になるところ。レスリングとラグビーで鍛えたフィジカルを活かした打撃が武器。

挑戦者は無敗のトプリア。UFCデビューから6連勝中。ドイツ生まれで国籍はジョージア、現在はスペイン在住。幼少よりレスリング(グレコ)を学び、15歳から柔術を始め、ジョージア人として初めてBJJ黒帯を取得している。MMAデビュー当初はグラップラーらしく一本勝ちが多かったが、UFCでは剛腕からのパンチで3試合連続KO勝ちをマーク。一本勝ちしたブライス・ミッチェル戦、判定勝ちだった前戦のジョシュ・エメット戦でもパンチでダウンを奪っている。暫定王座決定戦にも出場したエメットに対しては、ジャッジ1人が50-42の大差をつける内容で完勝。27歳。

オッズは過去のヴォルカノフスキーの防衛戦としてはもっとも僅差ではあるが、ヴォルカノフスキーがフェイバリットとなっている。

ヴォルカノフスキー右ハイ。蹴りを入れていく。トプリアまだ間合いに入れない。ミドル、インロー。間合いを詰めたトプリアが右を放つ。また詰めたが左の蹴りを入れるヴォルカノフスキー。蹴りをブロックしながら詰めていくトプリア。トプリアのカーフ。足が流れたヴォルカノフスキー。もう一発カーフ。右を入れたトプリア。またカーフ。徐々にギアを上げてきたか。ヴォルカノフスキー左ミドル。トプリア左右のパンチ連打。ジャブやミドルで先手を取るヴォルカノフスキー。残り1分。手数の分だけヴォルカノフスキーが優勢。組み付いた。膝を入れて離れるヴォルカノフスキー。ホーン。

1Rは手数でヴォルカノフスキー。

2R。トプリアパンチで出てきた。下がってかわすヴォルカノフスキー。圧を強めているトプリア。右がヒット。ケージに詰めて左右のパンチを入れる。ボディを打った。離れるヴォルカノフスキー。右を返した。ジャブ、ミドルを出すヴォルカノフスキーに対しトプリア右フック。空振り。細かいジャブを放つヴォルカノフスキーに対し、トプリアはいきなりの右。手数は少ないが強打。それに対しヒット数を稼ぐ攻撃のヴォルカノフスキー。プレスしていくトプリアだが手が出ていない。右。飛び込んだトプリアのパンチ連打がヒット。右がヒットしヴォルカノフスキーダウン!パウンド!KO!!

トプリア完勝で新王者誕生。

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