UFC298:セミファイナル・ロバート・ウィテカー vs. パウロ・コスタ

ミドル級。ウィテカー3位、コスタ6位。

メインに登場するヴォルカノフスキーと同じオーストラリア在住のウィテカー。つい最近までは王者アデサニヤ・ランキング1位ウィテカーが不動だったが、昨年7月にドリカス・デュ・プレシに2RKO負けで、ミドル級ではアデサニヤ以外に初の敗北。アデサニヤはショーン・ストリックランドに敗れて王座から陥落し、そのストリックランドもデュ・プレシに敗れて王座陥落と、ミドル級はめまぐるしくトップが入れ替わっている。ウィテカーが王者だったのはもう6代前。最初にタイトルを獲得した時は26歳だったが、もう33歳になっている。

問題児コスタは1年半ぶりの試合。昨年10月にハムザト・チマエフ戦が組まれていたが、肘の負傷により欠場した。デビューから全勝(UFCでは5連勝)で2020年にアデサニヤのタイトルに挑戦したが2RKO負け。その後はファイトマネーなどで揉めるようになり、昨年2月にもウィテカー戦が組まれていたが、その時も試合がまとまらずに流れている。アデサニヤ戦の後は、1年のブランク後に体重を落とせずライトヘビー級戦になったヴェットーリ戦で判定負け、さらに1年のブランク後、3年ぶりの試合となる元王者ロックホールドを打撃でボコボコにしての判定勝ち。しかしロックホールドはブランク・年齢の影響が明らかで、コスタは今の実力が測りづらくなっている。32歳。

すぐに詰めるコスタ。ウィテカーはカーフキック。コスタジャブで出ていく。右ハイ。ブロックしたウィテカー。お互いの右がヒット。ジャブを着いたウィテカー。ウィテカーまたカーフキック。ウィテカーのジャブに右をかぶせたコスタ。ウィテカーの左フックがヒット。コスタもカーフキック。コスタのジャブをかわしてジャブを入れたウィテカー。両者カーフキックで足が流れる。カーフからワンツーを入れるウィテカー。ウィテカーの右が顔面にヒット。パンチからインロー。残り1分。ウィテカー連打をヒット。サイドキック。コスタのバックスピンキックが顎にヒットしウィテカー効いた!追い打ちに行くコスタだがホーン。

1R最後のバックスピンキックでコスタのラウンド。

2R。ウィテカー動きは戻っている模様。コスタのカーフキック。左ハイ。ウィテカーの右ハイがヒットしたが、コスタは舌を出して挑発。ジャブを入れるコスタ。コスタの右が伸びて顔面にヒット。前蹴り。ワンツーを入れたウィテカー。コスタのジャブにワンツーを返す。ウィテカー左フック。ジャブ。カーフ。ワンツー。ウィテカーのヒットが増えてきた。カーフ。コスタのジャブにワンツーを返し、さらにジャブをダブルで入れる。もっと来いと挑発したコスタ、カーフを蹴るとウィテカーの足が流れた。残り1分。ウィテカーワンツー。サイドキック。ホーン。

2Rはクリーンヒットの差でややウィテカーか。

3R。ウィテカー右を打ち込むが、コスタ効いてないアピールからのカーフキック。首相撲からヒザ。コスタ出ていく。来いとアピールするコスタにウィテカーカーフキック。ジャブで先手を取るウィテカー。コスタの右をかわしてワンツー。またバックスピンキック。しかし空振り。残り1分。ここまで大きな差はない。ジャブで飛び込んだウィテカー。残り10秒でシングルレッグを見せたウィテカー。タイムアップ。

両者勝利アピール。

29-28×2、30-27の3-0でウィテカー勝利。

1Rも最後のバックスピンキックまではウィテカーだった。ダメージよりそれまでの手数を取ったか。コスタも大きなダメージはなかったが、後半手数が足りなかった。

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