UFC298:第7試合・アマンダ・レモス vs. マッケンジー・ダーン

女子ストロー級。レモス3位、ダーン7位。

レモスは昨年8月の前戦で王者ジャン・ウェイリーのタイトルに初挑戦。36歳の最年長挑戦者だったが、ウェイリー相手にすぐテイクダウンを奪われ、テイクダウンされるとグラウンドの技術では差があり、削られ続ける苦しい展開。5Rにはパンチでダウンも喫しての完敗でタイトル奪取ならず。重いパンチが武器のフィニッシャー。UFC7勝3敗の36歳。

当初は次期挑戦者候補筆頭のレスリング世界選手権銅メダリスト・タチアナ・スアレスと対戦予定だったが、スアレスが負傷欠場。代役で柔術ADCC王者ダーンにチャンスが回ってきた。

ダーンは以前は組み一辺倒で、テイクダウンを奪えない相手には打撃で打ち負けるのが負けパターンだった。打撃は以前より向上しているが、上位陣相手に勝負出来るのはやはり寝技のみで、そうなるとテイクダウンが強くないために、グラウンドに付き合ってもらえず厳しい展開になりがち。前回は元王者ジェシカ・アンドラージと対戦し、やはりタックルを切られてパンチを貰う展開となり、ダウンを繰り返して2RKO負け。

オッズは小差ではあるがレモスがフェイバリット。一度でもテイクダウンを奪えればダーンにも勝機はありそうだが。

カーフを蹴るレモス。ダーン詰めてパンチを出すが、レモスすぐにステップして距離を取る。ハイ。徹底して組ませないレモス、ダーンのパンチすらヒットさせない。またカーフ。蹴られて一回転したダーン。今度は左ミドルを入れたレモス。ワンツー。レモスの右フックに合わせてダーンタックル。テイクダウン。すでにパスしているダーン。ケージを蹴って返そうとしたレモスだがハーフに。ケージで体を起こそうとするレモスに頭を付けて押さえつけながらパウンドを入れるダーン。マウントを狙うがハーフに戻したレモス。ダーン上のまま1R終了。

1Rダーン。しかしそうそうテイクダウンは取れない。

2R。またカーフを蹴るレモス。ダーンパンチで出たがそこでパンチを貰い膝を着いた。距離を取るダーンを追いかけてパンチを入れるレモス。ダーンパンチを貰いダウン!若干心が折れ気味だがレフェリー流した。パウンドを入れるレモスだが、下から抱えて凌ぐダーン。足関を狙うとレモス離れてスタンドに。またカーフを蹴るレモス。ワンツー。詰めていくダーンだがレモスステップして近寄らせない。カーフに右を合わせたダーン。タックル。首投げを狙ったが下になったダーン。しかしスイープして上になったダーン。パウンドを入れるがホーン。

2Rレモス。

3R。レモスの右オーバーハンドがヒットしバランスを崩したレモス。すぐに組み付いていくダーン。ギロチンを狙うが防がれている。引き込んで下になったダーン。腕十字を狙うが防ぐレモス。今度は足をすくっていく。膝十字を狙うが、足をクラッチして耐えているレモス。しかし上になったダーン。ハーフで固める。レモスケージ際まで移動し、体を起こそうとするがダーン寝かせた。残り1分。上からパウンド。レモスケージを使って立ったがすぐにシングルレッグへ。しかし倒され際に体勢を変えて上になるレモス。ダーンまた足をすくって足関狙い。パウンドを落とすレモス。タイムアップ。

2Rレモスだけは確実。

三者29-28でレモス勝利!

1Rはジャッジ三者とも前半のレモスの打撃を支持。

 

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