UFC on ESPN+95:セミファイナル・ヤイール・ロドリゲス vs. ブライアン・オルテガ

フェザー級5分5R。ロドリゲス3位、オルテガ4位。

先週、ヴォルカノフスキーが王座から陥落し、大きく動き出したフェザー級。ランキング1位はヴォルカノフスキー、2位ホロウェイはUFC300でライト級に上げジャスティン・ゲイジーとのBMFタイトルマッチに出場するため、この2人が次の挑戦者の最有力候補となる。

地元メキシコのロドリゲスは昨年2月、ヴォルカノフスキーがライト級に上げてマカチェフのタイトルに挑戦する同じ大会で、ジョシュ・エメットとフェザー級暫定王座決定戦で対戦。2Rにミドルで腹を効かせ、飛び膝をキャッチされてテイクダウンされたものの、ガードから三角に捕らえて一本勝ち。スタンドでの派手な回転蹴りなどが武器。オルテガ戦でもガードからの腕十字を仕掛けており、下からの攻めがけっこう出来る。昨年7月に正王者ヴォルカノフスキーと王座統一戦で対戦したが、スタンドではリーチに劣るヴォルカノフスキーに距離を詰められてパンチを貰い、グラウンドで下になるとパウンドをもらう展開で、3Rにパウンドアウトされ完敗。31歳。

オルテガは生まれはカリフォルニアで、国籍はアメリカとなっているが、両親がメキシコ人。ボクシングとヘナ―・グレイシーから学んだグレイシー柔術がバックボーン。ボクシングで優勢に試合を進め、嫌がった相手が組みに来たところを絞めで仕留めるスタイルで、ギロチンやガードからの三角が得意。2年半前にヴォルカノフスキーのタイトルに挑戦した際には、打撃で押されて劣勢な展開から、ギロチンに捕らえて逆転勝利目前の場面を演出した。22年7月にヤイール・ロドリゲスと対戦した際には、ロドリゲスのガードからの腕十字に対し、腕を引き抜こうとして肩を脱臼してTKO負けしている。復帰に向けてのトレーニング中に再度負傷してしまう悪循環で時間がかかり、復帰戦がロドリゲスとの再戦となった。33歳。

すぐに詰めていくオルテガ。右フックを入れたロドリゲスだがオルテガもジャブを返す。どんどん出る。ロドリゲス前蹴りから左右のパンチをヒット。関節蹴り。ジャブがヒットし後方に倒れたオルテガ。すかさず詰めるロドリゲス。立ち際にパンチを貰ったオルテガ。組んだがロドリゲスが投げを狙う。こらえて離れたがふらついているオルテガ。ロドリゲスが追っていく。組んだロドリゲスだがヒザを腹に入れるロドリゲス。左右のパンチでまた出ていくオルテガ。右ミドル。パンチでスリップ気味に倒れたオルテガ。すぐにインサイドからパウンドを落とすロドリゲス。左右のパウンドラッシュ。三角クラッチは察知して解除するロドリゲス。ロドリゲスがガードを割っていこうとするところでバックについたオルテガ。立ってスタンドバック。テイクダウン。残り20秒だがマウントになっている。オルテガせっかくのマウントでパウンド一発のみ。ホーン。

1Rロドリゲス。オルテガ、関節蹴りも効かされていたが、開始前のジャンプで右足を痛めた?

2R。また出ていくオルテガ。パンチを当てながら組みに行くが、引き剥がしたロドリゲス。オルテガ足は問題なさそう。シングルレッグに入った。引き剥がしたがまたタックルに。首を抱えているロドリゲスだがオルテガ持ち上げてテイクダウン。両者ちょっと疲れたか?しばし休む。ハーフからパウンドを落とすオルテガ。肘。フルガードに戻したロドリゲス。前回はここから腕十字を仕掛けている。オルテガ鉄槌。肘。ロドリゲス三角を狙ったが足をサバいて外したオルテガ。なおも上から肘。ガードに戻すオルテガだが下から動けない。なおも肘・パウンドを入れるオルテガ。ホーン。

2Rオルテガ。テイクダウンしてからは形勢逆転。

3R。開始直後に打撃を入れたロドリゲスだが、オルテガ組みに行く。引き剥がせず組み付かれたロドリゲス。テイクダウン。簡単に倒されたロドリゲス。しかもマウントになっている。肩固めをセット。ディフェンスしていたロドリゲスだががっちり入りタップアウト!

1R序盤から打撃でグロッキーになり時間の問題と思われたが、ロドリゲスが先に失速。

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