UFC on ESPN+95:第11試合・ダニエル・ゼルフーバー vs. フランシスコ・プラド

ライト級。

セミ前に抜擢されたゼルフーバーは24歳。ロサスJrほどではないにしても、若く将来のトップ選手として期待されている存在。昨年のメキシコ独立記念日大会ではUFC1勝1敗の戦績でメインカードに抜擢され、中堅のクリストス・ジアゴス相手に打撃で攻勢となり、タックルに来たところをアナコンダチョークに捕らえて一本勝ち。ライト級で196cmの長いリーチを持つ。

アルゼンチンのプラドはライト級最年少の21歳。昨年2月に代役でUFCデビューしたが、ローカルでは全勝全フィニッシュだったものの、中堅のジェイミー・ムラーキーに打撃でも組みでも完全に上を行かれて完敗。プラドもUFCからは期待されているのか、前回は0勝1敗でセミ前に抜擢され、UFC2勝1敗のオットマン・アツァイターと対戦。バック肘で押し倒してのパウンドラッシュでKO勝ち。デビュー戦の時点ではUFCに上がるのは時期尚早と思われたが、2戦目で期待に応えた。テコンドー黒帯。

次代のスター候補として期待される者同士の対戦。

プラドが詰めていく。ゼルフーバーは蹴りで間合いに入れさせない。プラドもローを出すが間合いが遠い。パンチで飛び込むプラド。遠い間合いから蹴りを入れるゼルフーバーに対し、プラドもハイを返す。詰めてフックを打ち込むプラド。飛び込んで右。ケージに詰めて左ボディを打ち込んだプラド。そのまま組んで四つに。膝を入れ離れたプラド。なおも距離を詰めていくプラドだが、ゼルフーバー組み止めてケージに押し込む。入れ替えて離れるプラド。すぐに距離を詰める。ミドルを入れたゼルフーバーにミドルを返すプラド。左右のフックを打ち込むプラド。ケージを背負ったゼルフーバー。サークリングで逃れようとする。追ってきたプラドを首相撲に捕らえる。離れた。プラドフルスイングの右は空振り。ホーン。

1R手数はややプラド。

2R。ゼルフーバーが下がらず出る。ジャブを突いた。パンチがプラドの顔面を捕らえた。プラド後退。左右のパンチからテンカオを入れるゼルフーバー。プラドが下がる展開。膝!もらったプラドは左右のフックを振り回すが空振り。ゼルフーバー、ジャブから首相撲ヒザをヒット。ジャブが見えていないプラド。ジャブのダブルからアッパーを入れたゼルフーバー。プラドまたパンチで出ていくが、足が追いついておらずかわされる。消耗しているプラド。パンチで体が流れる。残り1分。飛び込んできたところにジャブを合わせたゼルフーバー。出てきたところに今度は右を入れた。ホーン。

2Rゼルフーバー。プラドも2R目で失速か。

3R。左目が腫れているプラドにドクターのチェックが入るが続行。ゼルフーバー出ていく。ハイがヒット。詰めたところに左フックをあわせたゼルフーバー。大振りのパンチで出るプラドだが空振り。顔面にパンチを貰いすぎているプラド。それでも手を出していく。首相撲ヒザをもらった。ゼルフーバーはパンチを顔面・ボディに入れる。愚直に左を振っていくプラド。ゼルフーバー無理せず距離を取って戦う。残り1分。右ハイ。左ミドル。プラド出たが左フックをもらった。バックスピンキックを出したが空振り。強打を打ち込むゼルフーバー。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でゼルフーバー勝利。

ゼルフーバーが2R以降圧を強めて攻勢。プラドも高地でのスタミナ切れか?しかし最後まで攻める気持ちの強さを見せた。

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