UFC on ESPN+96:第3試合・クリスチャン・リロイ・ダンカン vs. クラウディオ・ヒベイロ

ミドル級。

CLDことダンカンは20歳の時にバスケからMMAに転向。トップクラスがプロと遜色ないと言われるアマのIMMAFで長くキャリアを積み、24歳でプロデビュー後はイギリスの老舗プロモーション・ケージウォーリアーズでデビューすると、1年半で6連勝してミドル級王座を獲得。昨年3月にプロ3年目でUFCデビューを果たした。UFC2戦目には元キック王者アルメン・ペトロシアン相手に判定負けでキャリア初黒星を喫したが、11月にデニス・トゥルーリンに2RKO勝ちで再起に成功。長身・リーチが長く、回転系の蹴りが得意なストライカー。28歳。

ブラジルのヒベイロはUFC1勝2敗。ブラジルムエタイ王者で、キャリア11勝はすべてKOでの勝利。しかし前戦はロシアのコプィロフに2Rハイキックで失神KO負け。元ダンサーの経歴がある。31歳。

すぐにプレッシャーをかけるダンカン。ジャブ。カーフを入れるがヒベイロもカーフを返す。ダンカンバックヒジ。前蹴りでヒベイロを近寄らせない。トリッキーな蹴りを見せる。バックスピンキックがボディにヒット。ジャブ。ほとんど手が出ないヒベイロ。まず間合いに入れない。ダンカンヒジ。ヒベイロパンチで飛び込んだが、ダンカンバックステップでかわした。遠い間合いからパンチを入れるダンカン。両手でヒベイロの手首を掴むと肘を入れた。ヒベイロまたパンチで飛び込んでいくが距離を取られる。前蹴りをキャッチしたヒベイロ。ダンカンジャンピングスピンキック。しかし空振り。間合いを詰めて組み付いたヒベイロだが、ダンカンが四つに組んで入れ替える。押し込みながら膝を入れるダンカン。入れ替えたヒベイロ。ヒザを打ち合う。ホーン。

1Rダンカン。

2R。パンチで出たヒベイロ。四つで組んだ。しかしダンカンがボディロックから投げ。倒されかけたヒベイロだがケージでこらえる。ダンカンダブルレッグへ。テイクダウンしてサイドを取った。一気にマウントに。パウンド・肘。腕でブロックするだけのヒベイロ。背中を向けたヒベイロ。バックマウントからパウンドを打ち込むダンカン。KO!

ダンカン強い勝ち方。スタンドでもリーチの長さを活かして圧倒。今回はタックルからのテイクダウンという新たな引き出しも見せた。テイクダウンしてからは一方的に打ち込んでKO勝ち。

ヒベイロは自分の距離で戦えず、組みに行っても逆にテイクダウンされ、いいところがなかった。

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