ヘビー級5分5R。ホーゼンストライク12位。ガジエフはランク外。
元RIZINファイターホーゼンストライク。RIZINでは判定勝ちしたが、テイクダウンされるとサッパリで、2度と呼ばれることがなかった。UFCでは3連続KO勝ち。5戦目でメインに抜擢され、元タイトル挑戦者のアリスター・オーフレイムと対戦すると、テイクダウンを警戒したのかスタンドで手が出ず、判定負け濃厚となった残り10秒に右を打ち込むと、アリスターの歯が唇を突き破って飛び出すほどの衝撃で逆転KO勝ち。が、勢いはそこまでで、次戦で後の王者のガヌーと対戦した試合からは3勝5敗。3勝はすべて1RKO勝ちだが、負けた試合では手が出ず消極的に。そして前戦のジャイルトン・アウメイダ戦では、15kg以上軽いアウメイダにテイクダウンされて押さえ込まれると立ち上がることができないままパウンドで背中を向けたところへのチョークで一本負けした。ATT所属の35歳。
ロシア・ダゲスタン出身のガジエフは昨年12月にUFCデビューしたばかり。ダゲスタンというとレスリング出身か、ボクシング出身が多いが、ガジエフはバレーボール出身で、ダゲスタンのナショナルチームに入っていた。ハビブの父・アブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフコーチに誘われてMMAのトレーニングを始めたが、19歳で結婚し、格闘技からは離れる。27歳の時、バーレーン王国が出資するKHK MMAジムのトレーニングキャンプに参加する機会があり、その際にスカウトされてバーレーン王国から経済的な援助を受けMMAを再開。アマチュア時代はIMMAF・プロ転向後はBrave CFと、バーレーン王国運営のイベントでキャリアを積み、無敗のまま昨年9月のコンテンダーシリーズで1R一本勝ちしてUFCと契約。12月の初戦がいきなりもうすぐランクインとなるUFC4勝0敗のマルティン・ブダイ戦だったが、パンチで圧倒して2RKO勝ち。2戦目で早くもランカー挑戦・メインイベント抜擢となった。34歳。
オッズは2戦目のガジエフがフェイバリット。
詰めるガジエフ。タックルに来た。切ったホーゼンストライク。また詰めるガジエフ。ワンツー。下がるホーゼンストライクだが右を入れてヒット。じわじわ出るガジエフ。ケージを背負ったところに組みに行くが引き剥がすホーゼンストライク。またタックルに入るが組ませないホーゼンストライク。またケージを背負う。ガジエフワンツー。圧を強めたガジエフ。パンチから組みに行ってケージに押し込む。残り1分でシングルレッグに切り替えてテイクダウン。背中を付けて押さえ込んだガジエフ。残り10秒となるが押さえ込むだけのガジエフ。ホーン。
1Rガジエフ。
2R。ジャブを入れるホーゼンストライクだが、また下がってケージを背負う。ジャブを出すホーゼンストライク。ガジエフも出るが手が出ていない。ガジエフテンカオ。詰めて右を入れた。ホーゼンストライクはジャブからカーフキック。ジャブを当てていくホーゼンストライク。ガジエフパンチからケージを背負ったところでタックル。シングルレッグから軸足を払ってテイクダウンしようとするが倒せず。押し込んだガジエフ。膝の打ち合い。ケージ相撲で膠着状態。ガジエフ押し込みのままホーン。
2Rはジャブの手数でホーゼンストライク。
3Rも下がりながらジャブを出すホーゼンストライク。ガジエフ詰めてパンチを入れる。ケージ際でかわしてパンチを返したホーゼンストライク。口が開いているガジエフ。ジャブを入れるホーゼンストライク。ガジエフは手が出ない。ホーゼンストライクローから左右のパンチをヒット。残り1分。ジャブで出るホーゼンストライク。ジャブの手数を増やす。ホーン。
3Rホーゼンストライク。
4R。出るガジエフだが、そこにジャブをもらっている。詰めるだけで手が出ていないガジエフ。ケージを背負ったところでワンツーからタックル。切られたがまたタックル。シングルレッグに入ったが倒せず。離れ際にヒジを出した。ガジエフ口を大きく開いている。間合いを詰めるとジャブをもらう。ホーゼンストライクワンツー。ガジエフ下がった。ホーゼンストライクさらに左右のパンチを入れる。間合いに入れないホーゼンストライクだが、届かなくても手を出している。スタミナは十分。足も止まっててもでないガジエフ。ホーゼンストライクのパンチでマウスピースが飛ぶ。残り10秒でホーゼンストライクタックル。切られたが左右のパンチを入れた。ホーン。
4Rホーゼンストライク。ガジエフ、余力がありそうにない。
5R開始前にドクターチェック。ガジエフは諦めたのか試合終了。
期待外れだったガジエフ。しかし特にホーゼンストライクが良かったわけでもなく。相変わらずテイクダウンされるとどうしようもなかった。
