UFC on ESPN+96:セミファイナル・ビトー・ペトリーノ vs. タイソン・ペドロ

ライトヘビー級。

ブラジルのペトリーノは昨年3月にUFCデビューしてから3連勝中。前の試合のヌルマゴ、モカエフ、メインに登場するガジエフ同様、プロキャリアでも全勝。ストライカーで、キャリア10勝のうち7勝がKO勝ち。同じブラジルのアレックス・ペレイラが現王者のライトヘビー級で、今年もっとも期待されている選手の1人。前戦はタイソン・ペドロに勝っているモデスタス・ブカウスカスに2RKO勝ちしている。26歳。

元ランカーペドロはキャリアわずか4戦でUFCデビューすると、2試合連続1Rフィニッシュ。が、その後4戦では1勝3敗と壁にぶち当たり、その後は膝の負傷で3年4ヶ月の長期欠場。復帰後はブカウスカスに敗れたのみで3勝1敗と復調傾向にある。キャリア10勝はすべて1Rでのフィニッシュ勝利(5KO、5一本勝ち)。父がMMAファイターで、オーストラリアMMAのパイオニア的存在であり、KOTCオーストラリアのプロモーターでもあったジョン・ペドロ。日本の古流柔術ブラジリアン柔術の黒帯。32歳。

カーフを蹴るペドロ。ジャブを返したペトリーノ。じわじわ出てきたペトリーノ。左をヒット。ペドロもジャブを返す。カーフを入れたペドロ。ジャブを突くペトリーノ。左ハイ。お互い警戒していて踏み込めない。ジャブを入れたペトリーノ。残り1分。じわじわと出るペトリーノ。ミドルから左を打ち込む。ペトリーノ残りわずかで左から右を打ち込む。ホーン。

1R手数がほぼ五分。差がないラウンド。ややペトリーノか。

2R。ペトリーノがパンチを入れる。組み付いた両者。ペトリーノがケージに押し込むが、入れ替えたペドロ。タックルへ。膝をつきながら脇を差してこらえるペドロ。離れた。じわじわ出るペトリーノ。ペドロシングルレッグ。切ったペトリーノがバックに回ろうとするが、立って離れたペドロ。右ハイ。2Rもあっという間に残り1分。終盤、ペトリーノが手数を増やした。ホーン。

2Rも微妙。

3R。ペトリーノ詰めてきた。右。ペドロ距離を取りかわすが、交わしたところでカーフキック。下がりながらも手を出していくペドロ。四つに組んだペトリーノ。ケージに押し込みダブルアンダーフック。テイクダウンしてバックに回る。すぐに立ち上がるペドロからスタンドバックの体勢。持ち上げてテイクダウン。片膝を着いたペドロのバックに回る。パウンド。身動きが取れないペドロ。チョーク狙いは察したが、コントロールし続ける。ペドロ凌ぐのみ。マウントになり肩固めに入ったが時間がない。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でペトリーノが無敗をキープ。

両者警戒しすぎて手数が少なかったが、ペトリーノが先に仕掛けていって判定勝ち。

負けたタイソン・ペドロはグローブを外して置き、引退表明。

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