フライ級。ペレス7位、モカエフ8位。
ペレスは1年半ぶりの試合。22年7月に現王者パントーハに敗れた後、2戦続けて欠場。昨年3月のマネル・ケイプ戦は試合当日にペレスが体調不良でキャンセルしている。パントーハ戦の前は当時王者のフィゲイレードのタイトルに挑戦した試合。コーディ・ガーブラントが欠場したことで急遽挑戦のチャンスが回ってきたが、1Rギロチンチョークで一本負け。最後に勝ったのはもう3年半以上前となる。レスリング&ボクシングとクビ系サブミッションが武器。UFC6勝3敗の31歳。
ランカー最年少モカエフ。イギリス国籍だが、出身はロシア・ダゲスタン共和国で、本来のサウジ大会なら準地元だった。アマチュア時代からいまだ無敗。フリースタイルレスリングでイギリス王者となっているレスリング力が武器だが、上位と当たるようになってからはレスリングに頼りすぎの部分も見える。ここ2戦は判定なら負ける可能性が高い状況でフィニッシュしての一本勝ち。極めの強さと最後まで諦めない気持ちの強さを見せている。UFC5勝0敗の23歳。
王者パントーハは5月の地元ブラジル大会で防衛戦を行う方向で検討されているものの、上位ランカーがことごとく前戦で敗退または負傷により出場できない状態。前戦でパントーハに敗れているペレスは微妙なものの、モカエフが勝てば挑戦者に選ばれる可能性もありえる。
インローを入れたモカエフ。ジャブを突くペレス。アッパーを入れたモカエフ。左ハイ。ペレス強烈なカーフキック。パンチで出たモカエフ。前蹴り。ペレス組んでいくが、受け止めたモカエフが膝を入れるとタックルへ。ペレスがニンジャチョークを狙うと引き剥がして離れた。飛び込んだモカエフに右を入れたペレス。モカエフタックル。バックに回ろうとするが、ペレス回らせずに離れた。タックルで飛び込んだモカエフだがペレス受け止めた。ペレスがパンチで出る。パンチで出たパレスにシングルレッグ。ペレスまたニンジャチョークを狙うが、モカエフ尻もちまで着かせた。バックに回りハーフバック。背中越しに右腕を固定しパウンドを入れる。ペレス左腕一本でブロックして凌ぐ。ホーン。
1Rは終盤のテイクダウンからのパウンドでモカエフ。しかしレスラーのペレス相手に簡単にはテイクダウンを取れていない。
2R。パンチで出たペレスにモカエフタックル。流れるようにバックに回った。スタンドバック。しかしペレス正対して離れると、モカエフの立ち際にカーフキック。ペレスの前蹴りが顔面にヒット。しかしすぐにタックルで凌ぐ。バックに回る。スタンドバック。正対したペレス。がぶる。モカエフ一瞬飛行機投げのように後ろに投げを仕掛け、戻り際にまたタックル。が、離れたペレス。モカエフちょっと消耗したか。足が止まっている。ジャブを入れるモカエフ。出てきたペレスがケージに押し込む。モカエフまたタックルに入るががぶるペレス。ホーン。
2Rは微妙。ややペレスか。
2R。出てきたペレス。モカエフケージを背負う。パンチで出たペレスにタックルを仕掛けるが、ペレスがぶって首を抱える。モカエフスイッチでバックに回った。スタンドバック。尻もちを着かせたがペレスヒジで抵抗。モカエフジャーマン。そこから足をフックしたが、ペレス立った。離れる。パンチで出るペレスにタックル。また切ったペレス。がぶる。離れるモカエフ。先にパンチを出すモカエフ。出てくるところにミドル。そして右の大振りをかわしてタックル。ペレスまたがぶった。離れた。ワンツーを入れるモカエフ。タックル。がぶるペレス。また立ったモカエフ。パンチを出すモカエフ。タックルだがその場で膝を着いただけ。またがぶるペレス。膝を入れるがモカエフ手を着いている。レフェリースルー。モカエフ残り5秒でまたスイッチしてバックに回った。タイムアップ。
3Rは打撃の手数はモカエフか?際どい。
3Rはモカエフの方がパンチの手数が出ていた。今回もギリギリの試合。タイトル戦は時期尚早か?
ペレスは3Rタックルには対応していたが、がぶるだけでその先がなかった。