UFC on ESPN53:セミファイナル・カール・ウィリアムズ vs. ジャスティン・タファ

ヘビー級。

ウィリアムズはレスリングでオリンピックを目指していた。諦めてMMAに転向し、プロデビューたのは31歳と遅いが、2年でUFCデビュー。初戦はグダグダのガス欠の上での判定勝ち、2戦目はUFC4勝10敗の最下層・チェイス・シャーマン相手にカーフを蹴られて効かされるも、ジャブの手数で判定勝ち。しかしKOする気配がなかった。34歳。

当初は弟のジュニア・タファがウィリアムズと対戦予定だったが、先月計量当日に欠場したジャスティン・タファに替わって急遽マルコス・ホジェリオ・デ・リマと対戦。2RでKO負けしてウィリアムズ戦が出場不可能となったため、今度は弟の代役で兄が出場することに。

ジャスティンはUFC4勝3敗1NC。現在、ノーコンテストになった試合を除いて3連続1RKO勝ち。ただ、ここまでの相手はUFC最下層レベル。負ける時はスタンドで手が出ずに見合いのまま負けてしまう。ラグビーからMMAに転向した。30歳。

ジャブを放つタファ。ワンツーを出したがウィリアムズも右を合わせた。タファの左オーバーハンドがヒット!後退するウィリアムズだが、追いかけてきたタファに組み付くとテイクダウン。ハーフ。ヒジを落とすウィリアムズ。タファケージ際まで移動し立った。すぐにシングルレッグで倒したウィリアムズ。タファのバックに回るとバックコントロールしつつパンチを入れる。タファ立ってスタンドバックに。持ち上げて倒したウィリアムズだが、押さえ込ませずにまた立ったタファ。正対したところにウィリアムズまたタックル。シングルレッグ。簡単に倒されたタファ。残り1分。インサイドからパウンドを入れるが、タファ下から膝を着いたウィリアムズの顔面に蹴り上げ(反則)。タファも気づいて謝罪するが、レフェリー流した。ケージを使って立とうとするタファを上から押さえ込みパンチを入れる。ホーン。

1Rウィリアムズ。

2R。タファがミドルを入れる。タファが詰めて左の連打を打ち込んだ。また詰めていくタファにウィリアムズシングルレッグ。初めて切ったタファ。左オーバーハンド。さらに左ハイを放ったタファだが、キャッチされてテイクダウンを許す。ハーフからパウンドを落とすウィリアムズ。背中を付けて動けないタファ。残り1分。ウィリアムズ肩固めを狙ったが外れた。またパウンドを入れる。ホーン。

2Rウィリアムズ。1Rはテイクダウンされても立ち上がっていたタファだが、スタミナを削られたのか、2Rは下でほぼ動きなし。

3R。疲れたのか棒立ち気味のタファだが、ウィリアムズが出たところにパンチを合わせた。さらにアッパー!効いた!ふらつきながらタックルに行くウィリアムズ。切ってパンチを入れたタファだが、ウィリアムズがケージに押し込むとタックルでテイクダウン。タファ上体を起こしてケージを背にしているが、ウィリアムズは寝かせようとする。立てないタファ。背中越しに腕をホールドされパウンドをもらう。四つん這いのタファ。右足を立てたが、ウィリアムズが体重をかけつつヒザを脇腹に入れる。タファ立ったがスタンドバック。クラッチを切って離れたが残り1分。ウィリアムズのタックルを切ったタファ。しかしタファが出るとウィリアムズ頭を下げてシングルレッグへ。倒されたタファ。ウィリアムズパウンド。動けないタファ。タイムアップ。

判定30-27、29-28×2の3-0でウィリアムズ勝利。

タファ3Rに逆転のチャンスを作ったものの、あそこまでテイクダウンディフェンスが弱いとどうしようもない。

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