UFC on ESPN53:第7試合・カート・ホロボー vs. トレイ・オグデン

ライト級。

昨年のTUFウィナー・ホロボー。2013年にUFCに出場し1試合でリリース。コンテンダーシリーズを経て2018年に再契約を果たしたが、そこでも1勝も出来ず3連敗でリリース。それでも諦めずにローカルイベントに出場を続けると、昨年「ベテラン vs. プロスペクト」のテーマのTUFにベテランチームとして出場し、すべてフィニッシュで優勝。TUF決勝での勝利で、UFC最初の契約から10年でUFC本戦初勝利を果たした。今回がTUF後の初戦となる。極め・KOを積極的に狙いに行くフィニッシャー。37歳。

オグデンはUFC1勝2敗1NC。柔術黒帯で、キャリア16勝でKO勝ちはゼロ、一本勝ちが11回ある生粋のグラップラー。前戦は同じ1勝2敗のストライカー・ニコラス・モッタと対戦し、2Rまでリードしている展開の中、3Rに肩固めに入るが、レフェリーがモッタを落ちたと思いストップする誤審が発生。結局ノーコンテストとなり、終始リードしていたオグデンは勝ちが盗まれてしまった。34歳。

詰めていくホロボー。右を打ち込みカーフキック。ケージ際をサークリングするオグデンだがタックルに入るとテイクダウン。ホロボー下から肘を入れる。ハーフにしたオグデン。上半身を固めた。身動きができないホロボー。時折放してパウンドを入れるオグデン。ハーフの足を抜きにかかる。逆足に絡んでハーフをキープするホロボーだが、下で何もさせてもらえない。オグデンパウンド。ホーン。

1Rオグデン。

2R。また詰めていくホロボーだが、ケージを背負ったところからジャブを当てるオグデン。ワンツー。ホロボーもワンツーを返す。カーフ。オグデンタックル。切ったホロボー。パンチから出て四つに組んだホロボーだが、オグデンが押し返すと外掛けテイクダウン。またハーフで固めた。押さえ込みながら脇腹に膝を入れる。背中越しにホロボーの左腕をホールドして殴るオグデン。またも動けないホロボー。鉄槌連打。ホーン。

2Rオグデン。一度テイクダウンを奪うと完全に塩漬け。

3Rも詰めていくホロボー。オグデン距離を取りながらジャブを入れる。タックル。テイクダウン。ガードを取るホロボー。しかしすぐハーフに。背中をベッタリつけて動くことができないホロボー。残り1分を切ってから足を抜いてマウント!しかし体を起こさず固め続ける。腰を押してマウントを解除しようとするホロボーだが、オグデン微動だにせず。タイムアップ。

判定30-27でオグデン勝利。

一度テイクダウンしたら、ホロボーに身動きすらさせないガッチリとした押さえ込みで塩漬け地獄に。

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