UFC on ESPN54:第3試合・イボ・アスラン vs. アントン・トゥルカリ

ライトヘビー級。

トルコ生まれ・オーストリア育ちのアスランは昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約。キャリア12勝1敗で、12勝はすべてKO勝ち。うち11回は1Rでのもの。18歳までサッカーをしていたが、その後ボクシングを始め、MMAに転向。現在はウィーンでアレクサンドル・ラキッチとトレーニングしている。キャリアで唯一敗れているのが、4年前のBrave CFでのトゥルカリ戦で、UFCデビュー戦がリマッチとなる。1度目のトゥルカリ戦は試合5日前のオファーだったとのこと。また、直前に契約体重が変更され、予定より10kg以上の減量を強いられたとも言っている。万全の状態なら負けないという本人の弁が正しいかどうか、試合で証明しなければいけない。27歳。

スウェーデンのトゥルカリはアスラン同様、全6試合フィニッシュ勝利で一昨年のコンテンダーシリーズに出場。判定勝ちしたがUFCと契約できず、その後欠場選手の代役としてUFCデビューしたが、ここまで3連敗で1勝もできず。ジャイルトン・アウメイダとタイソン・ペドロには何も出来ずに負け、UFCデビュー戦のビトー・ペトリーノには、打撃で押されて劣勢な展開から、スタミナ切れしたペトリーノ相手に逆転のチャンスを掴んだものの、結局自分もスタミナ切れしての判定負けと、ここまでいいところなし。27歳。

両者ローで牽制。なかなか出ない。前蹴り・ハイを出したトゥルカリ。パンチで出てきたところにアスランワンツー。トゥルカリタックル。切ったアスラン。トゥルカリのミドルをキャッチすると右を打ち込んだアスラン。パンチで出たトゥルカリ。さらに飛び膝につなげて組み付いたが、引き剥がし離れたアスラン。両者まだ様子見が続く。前蹴りを出すアスラン。右フック。じわじわ詰めてきたアスランだが、トゥルカリがパンチ連打で突っ込んだ。バックステップするアスランを追いかけてパンチ連打を入れる。残りわずかでパンチで詰めたアスラン。トゥルカリがセンチャイキックを狙ったが、ブロックされスリップダウン。ホーン。

1Rややトゥルカリか?際どいラウンド。アスランは慎重で手数がない。

2R開始直後に両者中央で足を止めてのパンチの打ち合い!アスランの右がヒット。トゥルカリももらったが打ち返していく。が、テンカオが届かずつま先がローブローになりタイムストップ。アスラン、パンチを貰ったのか左目の下が腫れている。再開。トゥルカリ詰めていく。アスランの下がりながらのパンチを貰ったがトゥルカリ出ていく。右ハイを放ったが空振り。アスランがパンチで出てきたが、受け止めてケージに押し込んだトゥルカリ。引き剥がすアスラン。パンチで飛び込んだところにアスランが右フック。アスラン詰めてきた。ボディ。トゥルカリクリンチアッパー連打。アスランの右オーバーハンドをかわしてくみついたトゥルカリ。またクリンチアッパー。アスランカーフキック。右オーバーハンド。アスランちょっと疲れたか。パンチをかわされて体が流れる。残り1分。トゥルカリがパンチで出てケージまで下がらせる。アスラン右フックを返したが空振り。右の強打で出るアスラン。トゥルカリのタックルは切った。右ハイ、バックブローを出すトゥルカリだが空振り。逆にアスランの右をもらう。ホーン。

2Rは手数でアスランか。

3R。両者強打を打ち込む。トゥルカリが先に手を出していく。右の打ち合い。両者疲れがある。アスランの右が入りトゥルカリ尻もちダウン!アスランが追い打ちに行くところでレフェリー割って入りストップ。KO!

アスランリベンジ達成。しかし3連敗中のトゥルカリ相手に、最後KOするまではほぼ互角の内容だったので、UFCデビュー戦で本調子でなかったというのでなければ、今後UFC戦線で戦っていけるかは微妙。

トゥルカリは4連敗。途中アスランに疲れも見えていて、チャンスもありそうだったが。

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