UFC on ESPN54:セミファイナル・ビセンテ・ルーケ vs. ホアキン・バックリー

ウェルター級。ルーケ11位。バックリーはランク外。

ルーケはUFC15勝5敗。デビュー戦(TUFフィナーレでのワンマッチ)で敗れた後4連勝、現王者エドワーズに敗れた後6連勝、スティーブン・トンプソンに敗れた後4連勝。この間の14勝で判定勝ちがわずか1試合というフィニッシャーぶりでトップランカーとなり、王座挑戦も見える位置となっていたが、かつて破ったベラル・ムハマッドに判定負け、ジェフ・ニールには3RKO負けでUFC初の連敗。ランキングも2桁まで落ちた。前戦は元ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョスと対戦し、ケージ押し込みのいつになく固い戦いぶりで、1・3・5Rでジャッジの判定が割れる接戦だったが判定勝ちで連敗を止めた。32歳。

本来はメインでランキング8位のショーン・ブラディと対戦予定だったが、ブラディが負傷欠場したことにより、ノーランカーのバックリーとの対戦に変更となり、メインからセミに格下げされた。

バックリーは昨年のPFLライトヘビー級ウィナーのインパ・カサンガナイをジャンピングソバットでKOしたシーンがバズったことで有名。ウェルター級でも最小の173cmながら、UFCデビュー以来ミドル級で戦ってきていたが、連敗したことで昨年からウェルターに変更。アンドレ・フィアリョにKO勝ちすると、前戦はランキング目前のアレックス・モロノに対して打撃で攻め、3RにはパウンドでKOを狙って、フィニッシュできなかったもののフルマークの判定勝ち。3戦目でランカーと対戦するチャンスが巡ってきた。29歳。

バックリーロー。左ハイ。ルーケも右ハイ。ワンツーから左ミドルを入れたバックリー。飛び込んでワンツー。右ミドルを入れるルーケ。お互い打撃が交錯。詰めてきたバックリーにパンチを合わせたルーケ。右ミドルに右を合わせたバックリー。パンチで出たバックリーにルーケが膝を着く。立たせるバックリー。バックリーの左ハイの軸足を蹴ってスリップダウンさせたルーケ。すぐ離れて立つバックリー。両者明確なポイントがないまま残り30秒。ミドルを入れたルーケ。バックリーがパンチで出たところにかくぐってタックル。ケージでこらえるバックリー。両足を束ねたルーケだが倒す前にホーン。

打撃のヒット数は五分。どちらに入っていてもおかしくない。

2R。バックリー圧を強めてきた。飛び膝。バックリーのパンチ連打にルーケ下がる。バックリーインロー。左ハイ。バックリーがスタンドで押している。左がヒット。右フック。ルーケタックル。クラッチしたが押し倒されて下に。バックリーパウンド!ルーケ腕でブロックし耐えているが、その上からパウンドをトスバックリー。ガードの上から打たれるままのルーケを見てレフェリーストップ!

ランカーを下したバックリー。

ルーケは弱気になったのか、タックルから引き込むように下になって、パウンドを打たれると頭を抱えるだけに。

勝ったバックリーは5月11日の地元セントルイス大会への出場をアピール。

タイトルとURLをコピーしました