ミドル級。
ウズベキスタンのルジボエフは昨年7月にUFCデビュー。代役としての緊急オファーだったが、MMA全勝全フィニッシュ・UFC1勝0敗のブルンノ・フェレイラ相手にカーフキックをキャッチしてからのパンチで倒し、そのままパウンド連打でKO勝ち。ミドル級最長身の196cmで、長いリーチからの鋭い右ストレートが武器。初戦は見せる間もなく終わってしまったが、ローカル時代は一本勝ちも多かった。現在はアトランティックシティに近いペンシルベニア州フィラデルフィア在住。30歳。
ドゥマスはコンテンダーシリーズで勝利し、無敗でUFCとの契約を果たすと昨年UFCデビュー。ここまで2勝1敗。UFCデビュー戦はジョシュ・フレムドのギロチンで一本負け。そこから2連勝しているが、内容はいずれも判定勝ち。長いリーチからのパンチが武器だが、UFCでの3戦ではいずれも2度テイクダウンを許しており、テイクダウンの対処に不安が残る。こちらも188cmの長身で、リーチはルジボエフより長い201cm。28歳。
両者見合いから飛び込んだルジボエフの右フックがヒット。また右で飛び込む。今度は飛び込んでアッパー。威力がありそうなパンチを打ち込んでいくルジボエフ。また飛び込みアッパー。またアッパー。ドゥマスが出るところに左フックを合わせる。強烈な右で飛び込んだ。今度はアッパー。ドゥマスもパンチで飛び込んだ。ルジボエフが手を出したところでアイポークをアピールしたルジボエフ。レフェリー止めないのを見てルジボエフがパンチで飛び込み打ち込むとアッパーがガードの隙間を縫って入りドゥマスダウン!ルジボエフガツガツと鉄槌を連打。腕でブロックしているだけのドゥマスを見てレフェリー止めた。
リプレイで見ると確かにドゥマスが飛び込んだところでルジボエフの手がドゥマスの顔をなでたところがあり、アイポークがあったとすれば裁定が変わる可能性もあるが…。
裁定はひとまずルジボエフのKO勝ちがコールされる。納得行かない様子のドゥマス。
試合後のリプレイで指がドゥマスの目に入った場面が流されブーイングが起こる。今後、協議の結果で裁定が変更となる可能性もあるかもしれない。
ルジボエフ、若干ケチがつく場面もあったが、パンチが強力。これでいてローカル時代は一本勝ちの山を築いたグラップリングをまだ見せていないのだから今後も期待ができそう。