PFL2024#1:セミファイナル・デニス・ゴルツォフ vs. リントン・ヴァッセル

ヘビー級リーグ戦。

ロシアのゴルツォフは2019年からPFLに出場。2019年・2021年は準決勝敗退。2022年は予選は2勝(9点)でトップだったものの、ロシア国籍の選手がイギリスに入国できなかったため棄権。昨年は予選で2試合連続1RKOで最高点の12点を叩き出し、準決勝も1Rフィニッシュしたものの、決勝ではヘナン・フェレイラに2RKO負けで、惜しくも100万ドル獲得ならず。33歳。

ヴァッセルは2013年からBellatorに参戦。ライトヘビー級王座に2度挑んだがタイトル獲得ならず。2019年からヘビー級に上げ、初戦はモルダフスキーに判定負けしたが、そこから5連勝(4KO)で、昨年3月の前戦ではモルダフスキーにKO勝ちでリベンジしている。最終ランキングは1位。40歳。

ゴルツォフが詰めていく。ヴァッセルカーフキックで止める。シングルレッグに入ったヴァッセル。両足を畳んでテイクダウン。左足を超えてハーフにしたヴァッセル。押さえ込みながらパウンド。足を抜いてパス。すぐにマウントに行くが、ゴルツォフブリッジで返そうとする。返せないがガードに戻した。が、すぐに足を抜いてパス。グラウンドの実力差ありそう。ハーフに戻したゴルツォフ。残り1分。またパスしてサイド。あっさりマウント。ヴァッセルパウンド。頭を抱えているだけのゴルツォフだが、力で反転すると上になりパウンド。が、雑にギロチンを狙って下になる。ホーン。

1Rヴァッセル。寝技の実力差がけっこうある。

2R。パンチで出たゴルツォフ。ケージまで押し込むと大内刈りでテイクダウン。ヴァッセル消耗したのか?しかし下から起き上がりタックルに入るとゴルツォフ下に。しかしフックスイープで返したゴルツォフ。ハーフ。亀になったヴァッセル。パウンドを入れるゴルツォフ。動きが悪いヴァッセル。バックから殴られている。ゴルツォフも一気に勝負を決めに行くのではなくコツコツ削る。正対したヴァッセルだが、座った体勢でゴルツォフから殴られる。ゴルツォフもっと強く殴れば止められそうだが。まるでギリギリ止められないように殴っている(そんなわけないと思うが)。そのまま2R終了。

2Rゴルツォフ。10-8つけるジャッジもいそう。

3R。棒立ちのヴァッセル。ゴルツォフのパンチにも反応できず。組まれると亀になるヴァッセル。ゴルツォフパウンド。ゴルツォフも疲れているのか、パウンドのリズムが悪い。もっとまとめて入れれば止められそうなのだが。肩固めのセットをしたが、離してまたコツコツ殴る。煮えきらない攻めに会場からブーイング。連続で殴れば止められそうなのに、2,3発打って止めるのでレフェリーも止めない(止めてもいいが)。ようやく止めた。

ゴルツォフ3RKOで4点獲得。Bellatorヘビー級ランキング1位を下す。

が、攻めが雑だし大味。ヴァッセルがかなり消耗していたので、もっとあっさりフィニッシュできたはず。

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