女子バンタム級。ドゥモン11位、デ・ランダミーはランク外。
ドゥモンはバンタム級ランカーだが、ここまでUFCでの8戦のうち、7戦がフェザー級。バンタム級は1試合のみだが、そこでも体重オーバーしており、今回始めてUFCでバンタム級リミットをクリアした。ほぼ選手が存在しない女子フェザー級ながら、5勝2敗の戦績を残しており、女子フェザー級が継続すれば、タイトル戦の筆頭候補だったが、今回バンタムに落とすということは、UFCは女子フェザー級を廃止する方向ということか。柔術・散打・ムエタイがバックボーン。しかしレベルが低い女子バンタム級の中でもあまり打撃が上手い方ではなく、基本的には組んでテイクダウンを狙っていくスタイル。33歳。
デ・ランダミーは初代UFC女子フェザー級王者。サイボーグとの初防衛戦を怪我を理由に拒んだところ、あっさり王座剥奪されている。2022年に妊娠を発表し、昨年3月に出産。3年半の長期欠場明け。そのため、ランキングからも外れているが、直近4戦はバンタム級で3勝1敗で、現王者のラケル・ペニントンにも勝利している。唯一の敗戦はアマンダ・ヌネスとのタイトルマッチ。キック・ムエタイがバックボーン。欠場中は引退も考えていたが、息子を出産し、いずれ子供の手本になりたいということがモチベーションで復帰したとのこと。39歳。
ローを蹴るデ・ランダミー。また蹴るが、キャッチしてテイクダウンしたドゥモン。すぐ上になる。ハーフで押さえ込んだドゥモン。ガードに移行したデ・ランダミー。上で固めているドゥモンも押さえ込んでいるだけ。デ・ランダミーも下から逃れられないまま時間が過ぎる。残り15秒でようやくケージを使って立ったデ・ランダミーだが、ボディロックからテイクダウンしたドゥモン。ホーン。
1Rドゥモン。しかし上になっても押さえ込むだけでダメージがない。
2R。すぐ組みに行くデ・ランダミー。ケージに押し込みながら腹にヒザを入れる。押し込みながら鋭いパンチを入れる。押し付けられ半身になるドゥモン。デ・ランダミーはパンチ・ヒザを入れる。嫌がらせではなくダメージを与える打撃。差し返したドゥモンが入れ替えるが、デ・ランダミー首相撲に捕らえてヒザ。引き剥がし離れたドゥモン。詰めるデ・ランダミー。右ハイ。効いてないとアピールするドゥモン。デ・ランダミーが出ていくが、蹴りをキャッチしたドゥモン。バックを狙ったデ・ランダミーだがそのままテイクダウンしたドゥモン。デ・ランダミーのガード。下から腕十字を狙うデ・ランダミーだがホーン。
2Rはデ・ランダミーか。
3R。詰めていくデ・ランダミー。ドゥモンタックルへ。テイクダウン。ケージを使って立つデ・ランダミーだがドゥモンボディロックからテイクダウン。レッグドラッグハーフ。サイドで押さえ込んだ。残り3分。がっちり固められ動けないデ・ランダミー。ドゥモンも押さえ込むのみ。背中を向けて亀になったデ・ランダミー。両足フックしてバックマウント。デ・ランダミー足のフックを外し立ったが、なおも組み付いているドゥモン。またテイクダウン。デ・ランダミー下から肘・パンチを入れる。ドゥモンも密着したままパンチを入れる。タイムアップ。
3Rほぼ押さえ込みのみのドゥモンだが、デ・ランダミーも押さえ込まれたままの打撃しかなかった。
三者29-28でドゥモン勝利。
デ・ランダミー復帰戦勝利ならず。ドゥモンもテイクダウン後に押さえ込むのが精一杯でそこからダメージを与える攻めがなかったが。