ライト級。
ピークはUFC2勝1敗。デビュー戦は大振りで常に全力パンチを振り回す荒っぽいスタイルで、右オーバーハンドがヒットしてのKO勝ちだったが、同じスタイルで臨んだ2戦目はチェペ・マリスカルに組み付かれ投げられて消耗し判定負け。前戦はアブダビ大会でUFC初のUAE出身ファイターとなるモハンマド・ヤヒヤの対戦に抜擢。地元というだけで起用されたヤヒヤに対し序盤パンチでダウンを奪ったが、その後は組んでテイクダウンを狙う手堅いスタイルとなり、それまで全試合KO勝ちだったのが、初の判定勝ち。29歳。
キャンベルは昨年9月、試合1週間前に代役でUFCデビュー。コンテンダーシリーズではクリス・ダンカンをKO寸前まで追い込んでいたが、フィニッシュを狙いに行ったところでカウンターをもらい逆転KO負けで勝利できず、ローカルでキャリアを積んでいた。UFCデビュー戦は医療事故により一時寝たきりとなっていたドミニク・レイエスの兄アレックス・レイエスとの対戦で、6年ぶりの復帰戦となったレイエスに対し、1Rから右のパンチを打ち込んで効かせてKO勝ち。しかし相手がブランクがある状態だったので、UFCで戦える実力があるかは今回の試合で問われる。28歳。
飛び込むフェイントを見せるピーク。キャンベルがロー、ハイを入れる。詰めるが手が出ないピーク。右を入れたキャンベルだがピークも左を合わせた。キャンベルのハイ、ローがヒット。カーフキック。足が流れたピーク。右からカーフ。ちょっとバランスを崩したピークだが組みに行く。ボディロック。ケージでこらえるキャンベル。後ろに倒してテイクダウン。バックを狙いつつ脇腹にヒザを入れる。キャンベル立って離れた。パンチで出るピーク。突進しながら左右のパンチを入れる。しかし受け止めたキャンベルがボディに膝を入れ離れる。また出ていくピークだが、キャンベルのパンチがヒット。プレスしていくキャンベル。右ミドル。残り1分。左ハイ、ヒザを入れるキャンベル。カーフ。効いてきているか。後退するピーク。右がヒット。パンチ連打出でてきたピークだが、小手投げで投げたキャンベル。立ち際にヒザ。ホーン。
1Rキャンベル。
2R。近い間合いでパンチの打ち合いから組んだピーク。スタンドバックに。しかし正対したキャンベルが腹にヒザを入れ離れる。アッパー。カーフ3連打。ピークパンチを打ち返すと組みに行くが、カーフが効いている。またカーフ。キャンベルタックルのフェイントから腹にヒザ。出てきたキャンベルに組み付いてボディロックしたピーク。正対したキャンベル。肘を入れたピーク。持ち味?の荒っぽい打撃で出たピークだが、キャンベル組み付いてテイクダウン。背中を向けたピークからハーフバック。両足フックしてバックマウント。足のフックを外したピーク。回転して逃れようとするピークだが突いていく。前に落とそうとしたピーク。離れた。ピーク得意の乱打戦に。キャンベルシングルレッグ。切ったピーク。キャンベルがボディ・顔面にパンチを入れるが、ピークがタックルでテイクダウン。パウンド。キャンベル立った。ボディにヒザの連打。ケージを背負ったところに左右のパンチをヒットさせたキャンベル。ホーン。
2Rピークペースの試合になったが、ラウンドを取ったのはキャンベルか。
3R。ピークが荒い打撃で出ると、もらって顔をそむけたキャンベル。しかしタックルに入りテイクダウン。脇を差して立ったピークがケージに押し込む。離れたところでまたパンチ連打で出る。キャンベルのタックルを切って腕を極めに行くピークだが、キャンベル抜けて上に回る。バックに回った。四の字バック。チョーク。浅い。離した。肩固め。背中を向けて解除したピーク。しかし亀で動きが止まった。両足フックしたキャンベル。チョークに。外して立ったピークだが消耗している。ボディロックからテイクダウンを狙うキャンベル。クラッチを切って離れたピーク。得意の荒い打撃。キャンベルのタックルを切ったが、そこからバックを取ったキャンベル。正対したピークだがサイドに。ハーフに戻したピーク。キャンベルパウンド。残り5秒でバックマウント。チョークに入ったがタイムアップ。
三者フルマークでキャンベルがUFC2連勝。
持ち味は出したピークだったが、先に消耗してしまった。
ピークのペースに巻き込まれ、劣勢になる場面もあったキャンベルだったが、地力の差で勝利。