ライト級。オリベイラ1位、ツァルキヤン4位。
元王者オリベイラはヌルマゴが返上したタイトルをチャンドラーと争いKO勝ちで王座獲得。ポイエー、ゲイジー相手に連勝したが、ゲイジー戦は体重オーバーで王座剥奪。22年10月のマカチェフ戦との王座決定戦に出場したものの、肩固めで一本負けして再戴冠はならなかった。6月に8連勝中のベニール・ダリウシュを1RKOして再びマカチェフの王座に挑戦するチャンスを掴んだが、直前練習で顔面をカットし欠場。現在ラマダンで欠場中のマカチェフへの挑戦を待つという選択もある中、記念大会で難敵ツァルキヤンとの対戦を選択した。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト受賞はUFC最多の13回(サブミッション・オブ・ザ・ナイトも含めると16回)で、今回30万ドルに増額されたボーナス獲得も狙う。34歳。
ツァルキヤンはUFC8勝2敗。前回、4位のベニール・ダリウシュに1RKO勝ちしてついにトップ5ランカーとなり、王座挑戦圏内に。敗れた相手はUFCデビュー戦で対戦した現王者マカチェフと、接戦となったマテウス・ガムロット戦。バックボーンはレスリングで、あのマカチェフからもテイクダウンを奪っている。ここで勝てば次期挑戦者になる可能性も高くなる重要な一戦。27歳。
会場人気は圧倒的にオリベイラだが、オッズではツァルキヤンがフェイバリット。
オリベイラがローで足を払ってスリップしたツァルキヤン。がぶったオリベイラ。ギロチンで引き込む。タイトに入っているか。足のロックを外そうとするツァルキヤン。外れたがその瞬間に上になりオリベイラマウント!反転しようとしたツァルキヤンだが、バックを取られそうになり正対しマウントに戻る。また反転。今度はリバース成功し、オリベイラのガードに。下からツァルキヤンの左腕をオーバーフックして脇に抱えるオリベイラ。体を起こそうとしたツァルキヤンに下からの蹴りが顔面に入ってしまい反則。ツァルキヤンはそのまま続けようとしたが、レフェリーインターバルを取る。同じポジションから再開。残り50秒。密着したままパウンド・肘を入れるツァルキヤン。フックスイープを狙うオリベイラ。そのまま立った。肘を入れて離れた。ホーン。
1R上になっていた時間はツァルキヤンだが、オリベイラのギロチンが効果的と見てオリベイラのラウンドか?
2R。ミドルを出すツァルキヤンにオリベイラが右をヒット。ツァルキヤン組みに行き腹に膝を入れる。出てきたオリベイラにツァルキヤンタックル。テイクダウン。スクランブルで逃れようとしたオリベイラ。ツァルキヤンドライブしてバックに回ろうとする。スタンドでボディロックの体勢に。ツァルキヤンテイクダウン。オリベイラガードを取る。上から肘を落とすツァルキヤン。足で距離を作ろうとするオリベイラだが、ツァルキヤンは自らガードの中に入っていく。密着したまま肘を入れるツァルキヤン。至近距離の肘でオリベイラカット。密着したままヒジ連打を入れつつ足を超えてハーフに。残りわずかでオリベイラ三角クラッチから三角十字を狙ったがホーン。
2Rツァルキヤン。オリベイラのガード相手にも上から攻められるのが大きい。
3R。飛び膝を見せたオリベイラにツァルキヤンは左ミドル。パンチで詰めるオリベイラ。ジャブから組みに行くツァルキヤン。右を差してケージに押し込む。クラッチさせずに離れたオリベイラ。ツァルキヤン右ボディからワンツー。タックルへ。切ったオリベイラ。しかしケージを背負っている。ツァルキヤンタックル。ダブルレッグからテイクダウン。オリベイラ首を抱えているがサイド取られている。サイドで固めた。うつ伏せになったオリベイラからバックを狙うが、足はフックさせないオリベイラ。グラウンドでバッククリンチから右足を差し込む。しかしオリベイラ正対して外すと首を抱えてダースチョーク。残り20秒。ツァルキヤン亀のまま耐えているが入っていないか?タイムアップ。
終了と同時にガッツポーズで勝利アピールするツァルキヤン。最後のオリベイラのダースはツァルキヤンがディフェンスしていたが、オリベイラに入れるジャッジがいるかどうか。
29-28オリベイラ、29-28ツァルキヤン、29-28ツァルキヤン、スプリットでツァルキヤン勝利。ランキング1位を下す。
ツァルキヤンは試合後にタイトル挑戦をアピール。