UFC300:第4試合・ジェイリン・ターナー vs. ヘナート・モイカノ

ライト級。ターナー10位、モイカノ13位。

ターナーはUFC7勝4敗。195cmの長いリーチからの打撃が武器で、14勝はすべてフィニッシュ勝利(10KO・4一本勝ち)。MMAファイターになる前はプロのスケートボーダーだった。前戦は第2試合に出場したボビー・グリーン戦で、ダン・フッカーの代役として10日前に緊急出場。ノーガードのグリーンからワンツーでダウンを奪い、パウンド連打で最後は失神するまで止めないワーストレフェリーの遅いストップでのKO勝ち。28歳。

イカノはライトに上げてから5勝2敗で、敗れた相手は元王者RDAとラファエル・フィジエフ。前戦は今年2月のAPEXでのドーバー戦だったが、試合前のインタビューで「APEXはクソ。地元フロリダで客入れするUFC299に出たい」と答えていたが、同じナンバーシリーズでも記念大会の出場に。グラップラーで、キャリアでKO勝ちはなし。チョークでの一本勝ち6回はUFC史上3位タイ。34歳。

ミドルを入れるターナー。効いたのか下がるモイカノ。出ていくターナーにモイカノタックル。引き剥がしたターナーだがまた組み付いた。ボディロック。そのままテイクダウン成功。ハーフ。足を抜きに行くモイカノ。肘を落とす。ニアマウントに。またハーフで押さえ込んだモイカノ。パウンド・肘。ケージ際まで移動し、ケージを使って立ったターナー。離れる。残り1分半。左ハイを出したターナー。モイカノボディブロー。ターナーの左が入りモイカノダウン!ターナーKOと思ったのか追い打ちせず。モイカノ立った。ターナーが出たがタイムアップ。

1R最後のダウンでターナー。しかし追い打ちに行ったらKOできていただろう。もったいない。

2R。モイカノが組みに行くが引き剥がすターナー。ワンツー。ケージに詰めたモイカノがタックル。テイクダウン。下からバタフライガードを狙ったターナーだが、モイカノ両足を超えてマウントに。パウンド。体を起こしてケージを背負おうとするターナーだが、モイカノ押さえ込みつつパウンド・肘。ケージを蹴ったターナーだが返せず逆にケージから離れてしまう。パウンドラッシュ。腕でブロックしているターナーだが連続で打たれている。ターナーが動けず打たれたところでレフェリーストップ!

イカノキャリア25戦目で初のKO勝ち。

ターナー、1Rで勝てた場面を勝手な判断で仕留めに行かなかったのが響いて逆転負け。

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