ライト級。
グリーンはUFCデビューから8連勝中のグラント・ドーソンを33秒でKOし、UFC初参戦から10年、37歳で初ランクイン。ノーガードからのフリッカージャブが武器という特異なスタイルで、相手にとっては非常にやりにくいスタイル。しかし初ランカーとしての前戦は、ジェイリン・ターナーのパンチでダウンを奪われ、パウンドで失神しているところをレフェリーがぼーっと見ていてさらに殴られるという罰ゲームでKO負け。37歳。
UFC100・200に続いての記念大会出場となる鉄人ミラー。UFC100出場で今なおUFCファイターなのは、当時UFC3戦目のルーキーだったジョン・ジョーンズのみ。一時4連敗も喫したことがあったが、最近は復調してここ6戦で5勝1敗。前戦ではグラップラーだったのが、ここに来て打撃のスキルが向上している。UFC最多44戦目、26勝もUFC史上最多。勝てば40歳にしてランキング入りの可能性が出てくる。
いつも通りノーガードのグリーンにカーフキックを入れるミラー。右を打ち込んだグリーン。ミラー飛び込んで左。ヒットしバランスを崩したグリーンに組みに行くが、グリーン離れた。ミラーの左ハイはブロックしたグリーン。ワンツーを入れるグリーン。ミラーもパンチで飛び込む。詰めていくミラーだがグリーンのジャブがヒット。また詰めたが左をもらうミラー。ミラーのパンチはヘッドムーブでかわした。バックキックを入れるグリーン。左からテンカオを入れるグリーン。挑発しながら出ていくグリーン。左ハイ。前蹴り。残り1分。蹴りを入れるグリーン。詰めてくるミラーにジャブを当てる。ミラー飛び込んで左。側頭部付近にヒットしミラー距離を取る。追いかけるミラーだがグリーン立て直し飛び膝。ホーン。
1R手数でグリーン。
2R。ミラー詰めるが、グリーンバックキック。左右のパンチで出るミラーにワンツーを合わせる。グリーン関節蹴りからジャブ。ミラーインローから左。グリーン詰めてきた。前蹴り。ノーガードのまま詰めてミラーが出ようとするタイミングでワンツーを入れる。ミラー右目付近をカット。パンチが顔面を捕らえている。手数を増やしてきた。右を入れるグリーン。ミラーこのラウンドは打撃があまりヒットしていない。グリーン一方的に攻める。グリーンのワンツーがヒット。ミドル。どんどんジャブを入れていくグリーン。右もヒット。下がるミラー。グリーンの打ち終わりにパンチを返したがかわされた。ホーン。
2Rグリーン。
3R。グリーン強いパンチを打ち込んでいる。いつもなら流していくところだが、さすがにボーナス狙いで倒しに来ている。ミラー顔面からの出血がひどくなる。パンチで出たミラー。ヒットしちょっと効いたか。組んでいくミラーだが、グリーンが差し返して離れた。残り1分で中央で撃ち合おうとアピールするグリーン。強打がヒット。ワンツーでミラーダウン!パウンド!グリーンのタックルをがぶってパンチを入れる。ミラー立ち上がるが、グリーンボディロックからテイクダウンして鉄槌連打。ミラーなんとか凌いでタイムアップ。
30-25、30-27、29-26の3-0でグリーン勝利!
倒すことはできなかったが完勝。試合後にはパディ・ピンブレットとの対戦をアピール。
ミラーは記念大会3連勝ならず。