ライト級。
10年前のTUFラテンアメリカ1からUFCと契約しているベテランのベニテス。UFC戦績は7勝7敗でちょうど五分。今年1月の前戦は、相手が鉄人ジム・ミラーということもあってセミに抜擢されたが、ローを効かされ、最後はテイクダウンからバックを奪われてフェイスロックで一本負け。試合後ミラーは今月のUFC300に出場アピールし、出場を果たしている。23勝中9KO・10一本勝ちのフィニッシャー。35歳。
マハシャテはアジア人初のコンテンダーシリーズからのUFC契約選手。UFCデビュー戦こそ74秒でKO勝ちしたが、2戦目はスタミナ切れでテイクダウンを防げず判定負け。昨年5月の3戦目はUFC1勝2敗のヴィチェスラフ・ボルシェフに打撃で3度ダウンを奪われKO負け。24歳。
打撃戦。右を打ち込んでいくマハシャテ。ミドルの蹴り合い。マハシャテ詰めていく。ベニテスの左がヒット。マハシャテのパンチをバックステップでかわす。両者組みに行く素振りがないまま残り1分。3連打を打ち込むマハシャテ。大きな差がないまま時間がなくなる。ホーン。
1Rはヒット数がほぼ五分。
2R。圧を強めてきたマハシャテだが、先に打撃を出していくベニテス。前蹴りから右ミドルを入れたマハシャテに対し、ベニテスは左ボディ。マハシャテ右がヒット。バックブロー。飛び込んで右。ヒットが増え始めたマハシャテ。テンカオ。ベニテスインローからワンツー。マハシャテもワンツー。このラウンドも拮抗したまま残り1分。ベニテスのワンツーにマハシャテもワンツーを返す。右を当てたマハシャテ。ケージに詰めて肘を入れた。ホーン。
2Rも拮抗していたが、終盤パンチをまとめたマハシャテの印象が良い。
3R。連打を打ち込むマハシャテ。押し始めてきた。ベニテスも左オーバーハンド、飛び膝を出していく。ニータップを見せたベニテス。マハシャテは連打を入れていく。ベニテスヒット&アウェイで打撃を当てていく。3Rも僅差のまま時間がなくなる。残りわずかでベニテスが飛び膝から出た。タイムアップ。
3Rとも、どちらに入ってもおかしくない僅差の試合。
29-28ベニテス、29-28マハシャテ、29-28マハシャテ。スプリットでマハシャテ勝利。
3連敗となるか、星を五分に戻せるかの瀬戸際だったマハシャテ、ギリギリ生き残る勝利。