UFC301:第3試合・ディオネ・バルボサ vs. エルネスタ・カレツケイテ

女子フライ級。

バルボサは昨年9月のコンテンダーシリーズで1R腕十字で勝利しUFCと契約。これがデビュー戦。2019年、先週勝利してUFC4連勝としたカリーニ・シウバとローカルイベントで対戦し、現在のところ最後に土をつけている。バックボーンは柔道・柔術で、2012年の柔道グランドスラムリオ大会で銅メダル。MMA戦績は6勝2敗。6勝のうち、KO勝ちはなく、一本勝ちが3回。31歳。

リトアニアのカレツケイテも昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約してのデビュー戦。バックボーンはキック・空道。身長175cmは女子フライ級トップタイ。ローカル戦績は5勝0敗1分け。25歳。

踏み込んで右をヒットさせたバルボサ。一瞬効いたカレツケイテ。タックルに入るバルボサ。ケージに押し込んでボディロックからテイクダウン。バックに回りチョーク。喉元に入ったが外したカレツケイテ。なおもバックのバルボサは四の字ロック。うつ伏せになりパウンドを打ち込みつつチョークを狙う。前に落とそうとするバルボサ。残り20秒で前に落ちたが、バルボサは下から十字・三角の体勢に。ホーン。

1Rバルボサ。

2R。バルボサバック肘から右を入れる。カレツケイテはケージを背負う。そこにタックル。左脇を差したが、引き剥がすカレツケイテ。バルボサタックルに入り尻餅をつかせた。ボディロックで押さえ込もうとしたが、カレツケイテはヒップスローで上を取り返すと立って寝ているカレツケイテの足を蹴る。寝たままのバルボサ。展開なくブレイク。バルボサの右がヒット。カレツケイテワンツー。バルボサのバック肘がヒットしたが組み付いた。バルボサ前転して足関へ。外ヒール。上から振り向きつつ鉄槌を入れていくカレツケイテだが、バルボサがバックを取る。反転したカレツケイテが上に。下からの三角を防いだカレツケイテだが、上から攻めがない。ホーン。

2Rは微妙。

3R。カレツケイテが打撃で出る。バルボサタックル。切ったカレツケイテががぶりながらパンチを入れ、立ったバルボサにハイを入れる。詰めていくカレツケイテ。パンチを打ち込む。バルボサやや消極的。右をもらった。タックルに入るがカレツケイテ切る。圧を掛けられて下がるバルボサ。詰めてくるカレツケイテにバックスピンキックをボディにヒットさせたが、カレツケイテなおも出る。ケージを背負った。タックルに入るが逃げ気味で切られる。右を入れたカレツケイテ。常にケージを背負う体勢のバルボサ。狙っての逃げ切りか、圧されているのか。タックルに入るも切られる。バルボサタックルからディープハーフへ。足関。外ヒールを仕掛けて回転して外すカレツケイテのバックを狙うが、足を抜かれた。カレツケイテ立たせる。残り40秒。詰めるカレツケイテ。バルボサのタックルを切って右ハイ。ケージまで下がったバルボサ。タックルを切られるが、カレツケイテの手を掴んでディフェンス。タイムアップ。

2R次第。

三者29-28でバルボサがUFCデビュー戦勝利。

3Rは圧されていたバルボサ。2Rが微妙だっただけに、安心して逃げ切れる状況ではなかったが、打撃に下がって逃げ気味のタックルを切られる展開に終始。2Rまでの攻める気持ちがなくなったのは、今後の課題。

カレツケイテは1R得意の打撃で劣勢に。3Rの攻めが最初からできればいいが。

タイトルとURLをコピーしました