UFC on ESPN56:第9試合・ディエゴ・フェレイラ vs. マテウシュ・レベツキ

ライト級。

フェレイラは2016年から2020年まで6連勝し、ランキングにも入っていたが、コロナ後にベニール・ダリウシュ、グレゴール・ギレスピーとのランカー対決で敗れ、当時ノーランカーのマテウス・ガムロットにも敗れて3連敗でランキングから陥落。前戦は元ランカーのベテランマイケル・ジョンソンから2Rにパンチでダウンを奪ってKO勝ちし、連敗を止めた。MMAプロデビュー前はノーギで世界2位となったグラップラーだったが、ジョンソン戦では打撃でも引かずに打ち合っていった。39歳。

ポーランドのレベツキはUFCデビューから3連勝中。重い打撃が武器で、初戦は判定勝ち、2戦目はローを効かせてからのパンチでKO勝ち。前戦は直前出場のルーズベルト・ロバーツに腕十字で一本勝ち。身長170cmでライト級では最小だが、その分がっしりとした体型でフィジカルが強い。当初は先月末に試合が組まれていたが、相手のヨエル・アルバレスが欠場して試合が流れ、2週間スライドしてのフェレイラ戦が決まった。柔術黒帯で、MMAプロデビュー当初までグラップリングの試合にも出場していた。31歳。

レベツキがすぐに距離を詰める。パンチ・ミドル。距離を取ろうとするフェレイラを追っていくと左フックをヒット。ケージを背負ったフェレイラ。左フックがヒット。ケージを背負ってサークリングするフェレイラ。すぐに追って左右のフック連打。右ハイを入れたフェレイラだが、レベツキ下がらない。フェレイラワンツー。レベツキのインローにパンチ3連打を返した。しかしまたケージに詰められる。レベツキの左右のパンチがヒット。右ハイを出したフェレイラだがかわされる。レベツキのワンツーが顔面を捉えた。フェレイラも打ち返しているが、ケージ際から脱出できない。しかしヒット数ではフェレイラ。ミドルを入れる。飛び込んでのパンチにヒザを返したフェレイラ。レベツキの左がヒットしフェレイラダウン!インサイドからパウンド。フェレイラガードで凌ぐ。残り1分。下からハイガードでしのぐフェレイラ。ハーフにしたレベツキ。パウンド。ホーン。

1Rレベツキ。

2R。またすぐに詰めるレベツキ。インローでスリップダウンしたフェレイラ。タックルに入るが切られる。レベツキ一転してタックル。テイクダウン。フェレイラ下から三角。読んでディフェンスしたレベツキ。フェレイラ下から巴で浮かせて蹴り離して立った。スタンド。打撃でどんどん出るレベツキ。フェレイラもパンチで出る。ヒジを打ち込んだ。レベツキ左オーバーハンド。またタックル。テイクダウンしたが、寝かされずに立ったフェレイラ。フェレイラミドルからワンツー。レベツキ、前に出る圧がなくなってきた。パンチもフェレイラの方が的確にヒットしている。レベツキのパンチに空振りが増えてきた。レベツキ右目をカット。フェレイラケージを背負わせて右ハイ。タイムストップでレベツキの目の状況をドクターチェック。再開。フェレイラのハイをキャッチしてテイクダウンしたレベツキ。残り40秒。下から押して引き剥がして立とうとするフェレイラ。足で距離を作り立つと、がぶってバックに回ったフェレイラ。マウント!残り10秒で肩固めを狙ったがホーン。

2Rはフェレイラ。

3R。目がだいぶ塞がっているレベツキ。ボディ・顔面にパンチを入れるフェレイラ。レベツキパンチを貰ってケージ際まで下がる。パンチで出たが、逆に打ち終わりに打たれてまた下がった。ヒザから左を入れるフェレイラ。左ボディ。レベツキタックル。倒したが寝かされないフェレイラ。レベツキバックに回ったが、フェレイラ上を取り返した。マウント!パウンド。サイドになったがなおもパウンドを打ち込むフェレイラ。返そうとするも上をキープするフェレイラがマウントに。しかし股下を抜けて立ったレベツキ。消耗もしているレベツキ。出られない。パンチ・ミドルをもらう。ワンツーをもらってケージまで下がった。フェレイラダブルレッグで倒すとバックに回りパウンドラッシュ。動いてしのごうとしたレベツキだがレフェリー止めた。

フェレイラ、UFC3連勝中のレベツキに逆転勝利。

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