カサレスは2010年のTUF12からUFCに参戦した大ベテラン。TUF12では落ちこぼれ扱いだったが、今生き残っているのは準優勝したマイケル・ジョンソンとカサレスの2人だけ。TUF出演時のUFCは最軽量級がライト級で、TUFにもライト級で出場していた。TUF後に階級を落とすと、フェザーとバンタムで16勝12敗1NC。後のBellatorバンタム級王者セルジオ・ペティスにも、10年前にチョークで一本勝ちして初黒星をつけている。一時はランキングにも入っていたが、前戦でキック世界王者ギガ・チカゼに判定負けしてランク外に。それでもフェザー級ランキング目前で生き残っている。35歳。
セントルイス出身・在住のウッドソンは前座~中堅戦線で5勝1敗1分け。フェザー級で189cmの長身、リーチも198cmと長い。唯一敗れた相手はジュリアン・エロサで、試合3日前に緊急代役出場することになったエロサに対し、2Rまでウッドソンが打撃で押す展開から、試合終了間際にダースチョークに捕まって逆転一本負けした。そこから4勝0敗1分けと持ち直してきている。直前までランカーだったカサレスに勝てば、ランカーとの対戦が組まれるはず。バックボーンはボクシング。31歳。
カーフを蹴るウッドソン。飛び込んで左。カサレスも打ち返すとプレッシャーを掛けてきた。踏み込んで左をヒット。飛び込んだウッドソンに左右のパンチを入れるが、ウッドソンは右ハイをヒットさせる。両者打撃戦で引かないまま残り1分。バックスピンキックを出したカサレスだがローブロー。再開。詰めるカサレスに距離を取りながらパンチを入れていくウッドソン。ホーン。
1R打撃のヒット数でウッドソン。
2R。プレスしてきたカサレスだが、ウッドソン右ミドルからパンチをヒット。ぐらついたカサレス。ケージに詰めてパンチを打ち込むがしのいだカサレス。また詰めてきたカサレスが左をヒット。ケージに詰めての左がヒット。下がるウッドソン。またケージを背負う。詰めるカサレスが連打を入れる展開。ウッドソンも入ってくるところにパンチを合わせていく。残り1分。ここまでヒット数はほぼ五分。パンチから組んだカサレス。離れ際に左を入れる。ケージに詰めてワンツーを入れたカサレス。左ミドルを出したがウッドソン右を合わせた。ホーン。
2Rは微妙。
3R。またパンチでプレスしてケージを背負わせるカサレス。蹴り合いに。ケージを背負ったウッドソンにパンチの連打を打ち込む。体を入れ替えて離れたウッドソン。カサレス手数を増やしてきた。休まずパンチを打ち込む。右ボディから左フック。左ミドル。圧を強めるカサレス。ウッドソンも距離を取りながら手を出していく。右ハイはブロックしたカサレスだが、その後の右ストレートを被弾。一瞬カサレスの動きが止まりアピールするウッドソン。タイムアップ。
29-28×2、30-27の3-0でウッドソン勝利。
内容は僅差だったと思うが、ウッドソン勝って1分けを挟んで5連勝。
メディアのジャッジは割れているものの、カサレス支持が多数。
ウッドソンはランカーのブライス・ミッチェルに対戦をアピール。