ライトヘビー級。メニフィールド11位、アルバーグはランク外。
メニフィールドはUFC8勝3敗で、現在1分けを挟んで4連勝中。アメフトから転向した、フィジカルを武器にしたスーパーアスリートタイプのストライカー。前戦は元GLORYタイトル挑戦者のダスティン・ジャコビーに打撃で劣勢な展開だったが、2Rに右をヒットさせて効かせ形勢逆転し、3Rにはパンチでダウンを奪っての判定勝ち。テクニックで上の相手を一発の重さで上回った。36歳と若くはないが、MMAプロデビューからはまだ9年で、ここに来て成長も見せている。
アルバーグは前回メニフィールドが対戦したジャコビーと同じく元キックボクサー(ただし、ジャコビーはキックを本格的に始める前にUFCに出場していた二刀流ファイター)。ニュージーランド出身で、アデサニヤを筆頭にキックからの転向ファイターが多いシティキックボクシング所属。キックで19勝2敗の戦績を残し、MMA3戦のキャリアでコンテンダーシリーズに出場して1RKOでUFCとの契約を決めたが、UFCデビュー戦は1Rにパンチのラッシュで追い込んだがスタミナが切れ、2RにパンチでダウンしてKO負けしMMA初黒星。しかしそこから5連勝。前戦はUFC4勝2敗1分けのチョン・ダウンに3Rタックルからテイクダウン→マウント→チョークで残り11秒でタップを奪いキャリア初の一本勝ち。33歳。
打撃で成長を見せるメニフィールドと、組みでの成長を見せる元キックボクサーのアルバーグという構図で、オッズはノーランカーのアルバーグがフェイバリット。もともとはアルバーグが14位のドミニク・レイエスと対戦する試合が組まれていたが、レイエス欠場により上位ランカーのメニフィールドが代役となった。
ゴング&ダッシュでパンチを打ち込んだメニフィールドだが、アルバーグはケージ際で体勢を入れ替えると逆にパンチを打ち込む。左右のパンチでメニフィールドダウン!立ち際にさらにパンチを打ち込むアルバーグ。左フックをもらってメニフィールドが仰向けにダウンしたところでレフェリーストップ!
わずか12秒。奇襲攻撃が裏目に出たメニフィールド。アルバーグがランカーを下して6連勝。