『UFC 1』に出場した“片腕グローブ男”アート・ジマーソンが死去、享年60

『UFC 1』に出場した“片腕グローブ男”アート・ジマーソンが死去、享年60 AB
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 1993年11月12日でコロラド州デンバーで開催された『UFC 1』に出場したアート・ジマーソンが5月8日に死去したことを息子のクリスチャン・ジマーソンがSNSで発表。その後UFCも発表しています。享年60。クリスチャン・ジマーソンはSNSで以下のコメント。

「アートは神、家族、そしてボクシングへの愛で知られていました。彼を知る全ての人に深く惜しまれることでしょう。アートの人生を祝う葬儀は後日発表される予定です。この困難な時期にたくさんの愛とサポートが寄せられたことに感謝しています。アートと彼の家族のことを想い、祈ってください」

Art Jimmerson(Sherdog)

Art Jimmerson(Sherdog)

 アート・ジマーソンはプロボクシング戦績33勝(17KO)18敗。UFCは『UFC 1』に出場したのみでトーナメント1回戦でホイス・グレイシーに1Rチョークで一本負けしています。この時は当然MMAなどという名称もなくルールも確立されていなかったことからジマーソンは左手のみボクシンググローブを着用して出場、“ワングローブ”というニックネームが付いています。ジマーソンとしてはグローブを着用した左でジャブを打ちベアナックルの右手でフィニッシュを狙うつもりだったことと、数ヶ月後にボクシングの試合を控えていたことからできるだけ拳を守りたいという考えがあったそうです。

 ボクシングの方は2002年に引退し、その後はパーソナル・トレーナーとして活躍。カリフォルニア州トーランスにあるUFCジムでも指導していました。謹んで御冥福をお祈りします。続きを読む・・・
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