Bellator CS2:メインイベント・パッチー・ミックス vs. マドメド・マゴメドフ

バンタム級5分5R。

ミックスは2022年のバンタム級GPで堀口・マゴメドフ・スタッツを下し優勝し、暫定王座を獲得。昨年11月のBellator旧体制最終大会で正王者ペティスとの統一戦を行い、2Rチョークで勝利して正王者となった。30歳。

ACBバンタム級王者マゴメドフはGP前のワンマッチでスタッツに判定負け。GPでは一回戦でエンリケ・バルゾラにギロチンで一本勝ちしたが、準決勝では逆にミックスのギロチンでキャリア初の一本負けを喫している。昨年7月のRIZINとの合同興行では、ともにGPベスト4のダニー・サバテーロと3位決定戦的な試合を行い、そこでも1Rギロチンで勝利した。32歳。

喧嘩四つ、前手で距離を測る両者。スイッチを見せるマゴメドフ。ミックスはインロー、前蹴りを出す。マゴメドフも右を返す。ミックスがパンチからヒザを繰り出す。マゴメドフの左右のパンチはブロック。ミックスプレスしてきた。マゴメドフ飛び込むと腹にヒザを入れて離れる。詰めてジャブを入れたミックス。マゴメドフは右ミドル・インローを返す。ミックスもインロー。マゴメドフの右がヒット!ミックス後退。さらに右がまたヒット。詰めたが組み止めたミックス。離れるマゴメドフ。ミックスがジャブを出したが、マゴメドフ左右のフックからミドル。ゴング。

1Rはマゴメドフが一瞬ぐらつかせた場面があったが、ヒット数ではミックスか?微妙。

2R。圧を強めるミックスだが、マゴメドフが蹴りをキャッチ。ミックスギロチンで飛びついて引き込むが外れて下に。下から脇を差すミックス。差された腕を小手に巻いてディフェンスするマゴメドフ。立った。離れる。マゴメドフが飛び込んでパンチを入れる。ミックスはジャブを打ち込む。飛び膝を見せたところで左フックで止めるマゴメドフ。詰めてきたミックス。マゴメドフはケージに詰められないように出るが、ミックスのボディがヒット。パンチからミドルを入れるマゴメドフ。先にアクションを起こすのはマゴメドフだが、ミックスも飛び込みにパンチを合わせていく。ボディストレートを入れたマゴメドフ。ゴング。

2Rも判断が分かれそうなラウンド。

3R。また先に手を出していくマゴメドフ。ミックスはジャブで弾幕を張る。マゴメドフシングルレッグ。ミックスまたギロチン!ボディロックしてかなりタイトに絞めているが、喉元には入っていないか。下になったマゴメドフだがギロチンが外れた。下からフックスイープで浮かせつつ距離を取り離れて立つマゴメドフ。ミックスは力を使ったか。手数を出していくマゴメドフ。インローを盛んに蹴る。左フックがヒット!効いた!後退するミックスにパンチが当たっている。さらにパンチが入りケージを背負ったミックス。組みに行ったマゴメドフ。しかし脇を差されている。引き剥がしてヒザを入れたマゴメドフ。マゴメドフまた左を打ち込む。ミックスちょっと動きが落ちてきている。マゴメドフ腹に前蹴り。インロー。飛び込んで左フック。また腹。掛け蹴り。ゴング。

3Rは完全にマゴメドフ。2Rまでは微妙だが、この後2Rを取る体力がミックスに残っているか。

3R。ミドルで腹を蹴るマゴメドフ。飛び込んで右。マゴメドフが左で飛び込んだタイミングで組み付いたミックス。脇を差してバックに回ろうとしたが、差し返したマゴメドフが肘を入れて引き剥がした。左をヒットさせるマゴメドフ。詰めてきたミックスに左フック。ミックスの蹴りは間合いが遠く空振り。マゴメドフ踏み込んでワンツー。さらに前蹴り。ミックスはジャブばかりで左のパンチが出ていない。トラブルか?右オーバーハンドを入れたマゴメドフ。サウスポーからの左ストレートがヒット。詰めてきたミックスにヒザを入れるマゴメドフ。首相撲からヒザの打ち合いに。ゴング。

4Rも手数でマゴメドフ。

5R。詰めたミックスにマゴメドフが首相撲。ヒザを打ち合う。離れた。喧嘩四つで蹴りの打ち合いから、ミックスのローがローブローに。タイムストップ。再開。ミックスがジャブを打ち込むが、マゴメドフ飛び込んでパンチを入れる。また組んだ。両脇をさすが、マゴメドフは小手に巻いてこらえると、差し返して引き剥がした。また詰めるミックス。今度は低いタックルへ。マゴメドフは両足を開いてディフェンス。また四つになるが、差し返して押し込むマゴメドフ。ミックスしつこくタックルに行くが引き剥がされた。ミックスが詰めてテンカオを放つがヒットせず。マゴメドフが前蹴りを腹に入れる。詰めてきたミックスにヒザ。ミックスそのままタックルに入るが、また腕を小手に巻いて防ぐマゴメドフ。離れる。残り30秒。マゴメドフワンツー。ミックスもパンチを返した。タイムアップ。

49-46マゴメドフ、48-47ミックス、48-47ミックス!スプリットでミックスが辛くも王座防衛。会場はブーイングも。

納得行かない様子を見せるマゴメドフだが、3Rマゴメドフ以外は僅差だったので、割れるのは仕方ない。

最終ラウンド以外全部割れている。ジャッジ2者は1Rから4Rまでのスコアが全部真逆。3Rはさすがにマゴメドフでは。ミックスのギロチンは、マゴメドフがしっかり対処をして防ぎきったように見えた。

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