Road to UFC3 Episode2:第4試合・シー・ミン vs. ソ・イェダム

女子ストロー級トーナメント一回戦。

中国のシー・ミンは14勝5敗の29歳。キック・テコンドー・レスリングがバックボーン。上海のUFCパフォーマンス・インスティチュートでトレーニングを積んでいる。医師免許を持っており、ファイターになる前は医師として病院で勤務していた。

韓国のイェダムは2018年にパンクラスに参戦し、三浦彩佳と対戦したが判定負け。2022年のRoad To UFCではワンマッチに出場。K-1出場経験もあり、現在はUFCに出場しているヨセフィン・ノットソンに判定負け。その後はカザフスタンのNAIZA FCに出場し、判定勝ちしている。7勝3敗の32歳。

両者オーソドックス。いきなり前蹴りで距離を詰めたシー・ミンが肘を入れるが、イェダムもパンチを振って打ち合いに。ワンツーで出るイェダム。イェダムのローに合わせて組み付いたシー・ミンだが、引き剥がしたイェダム。シー・ミンが左ハイを放つとヒザが顔面にヒットしイェダムダウン!シー・ミンがバックに回りチョークに入るが、イェダムは正対して外した。マウントからガードに戻したイェダム。イェダムが腕十字を狙うが、シー・ミンが立って離れると、イェダムも立ってスタンドに。左右のパンチを振って出るイェダム。シー・ミンはローキック。ホーン。

2R。イェダムがパンチからタックルにつなげてテイクダウン。サイドからあえてハーフに移行すると右腕で鉄槌を落とす。じわじわとケージ際まで移動したシー・ミンだが、イェダムが押さえ込みながら細かいパンチを入れる展開が続く。残り1分。ケージを蹴って体勢を変えようとするシー・ミンだが、変えられないまま下の状態で2R終了。

1Rずつ取り合い3Rへ。

3R。すぐに左右のパンチで出るイェダム。シー・ミンの右の打ち終わりにイェダムの右フックがヒット。シー・ミンから組み付いて四つ組みでケージに押し込む。両者ヒザを腹に打ち込み合う。シー・ミン離れた。再び打撃戦に。左右のフックを振って出るイェダム。インロー。カーフキック。イェダムタックルへ。左を差して受け止めたシー・ミンがケージに押し込む。両脇を差したシー・ミン。しかし差し返したイェダム。首相撲に切り替えてヒザを一発入れるが、シー・ミンが再びケージに押し込む。入れ変えたイェダムがヒザを入れて離れた。残りわずか。タックルに入ったシー・ミンだが受け止めたイェダム。タイムアップ。

三者29-28でシー・ミン勝利。

シー・ミンは試合後、イェダムが3Rはテイクダウンを狙ってくると思ったので、打撃できたのは驚いたが、すぐに作戦を変えて対応できたとコメント。

準決勝はドン・フアシャンとの中国人ファイター対決に。女子ストロー級は不戦勝の本野を除いてすべて中国人ファイターが勝ち上がった。

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