フェザー級。バルボーザ12位。マーフィーは以前はランキングに入っていたが、スターリングやディエゴ・ロペスに押し出されて現在はノーランカー。
バルボーザはUFCデビューから14年目のベテラン。これが30戦目で、ここまで18勝11敗。打撃の攻撃力の高さが武器で、パンチ・蹴り・ヒザでKOが取れる。反面、打たれ弱さも持ち合わせており、打撃をもらうと効かされることが多い。前戦もソディック・ユサフ相手に1R序盤にパンチでダウンを喫するピンチに陥ったが、ダメージを負いながらも凌いで、2R以降スタミナ切れしたユサフを逆転。最後は5年ぶりにテイクダウンを奪い、グラウンドに持ち込んで必死に勝ちをもぎ取った。今回のイベントに向けた記者会見では、マックス・ホロウェイとBMF王座を賭けての対戦をアピール。ランキングは関係がないのがBMF王座で、実際組まれたら激しい試合になりそうだが、反面スター選手同士の対戦で組まれるタイトルなので、バルボーザが挑戦できる可能性は低そう。フェザー級ランカーではジョシュ・エメットに次ぐ年長の38歳。
マーフィーは初メイン。元ボクサーのストライカー。スタンドでの打撃、テイクダウンしてからのパウンドが武器。13勝中7KOで、一本勝ちはない。UFCデビュー戦でズバー・ツフゴフ相手にドローだったが、その後5連勝。キャリアでもまだ負けなしだが、ランカーとの対戦もこれが初めてとなる。UFCデビューからコロナ禍の間はずっとアブダビ大会に出場し、コロナ後地元イギリスでの開催が復活してからはロンドン大会のみの出場で、アメリカでの試合はこれがキャリアで初となる。ボクシングを始める前はサッカーをしており、地元マンチェスターのマンチェスター・ユナイテッドの下部組織で練習していたこともあるが、16歳の時に膝を負傷し、サッカー選手の夢を諦めている。32歳。
オッズは若く無敗のマーフィーがフェイバリット。
飛び込んだマーフィーにバルボーザのインローがローブローに。再開。打撃戦。右を打ち込むマーフィー。バルボーザも右を返す。強烈なローを入れたバルボーザ。ジャブを突いて出る。バルボーザのインローにマーフィーは右を合わせる。インローに右を合わせた。右フックがヒットし距離を取るバルボーザ。マーフィー左ミドル。ワンツー。両者カーフキックを入れる。ジャブで詰めたバルボーザ。右フックから首相撲に捕らえてヒザ。しかしスリップして下になる。パウンドを入れるマーフィーだが、最後にバルボーザの蹴り上げがヒット。終了後、ちょっと効いているマーフィー。
最後のグラウンドかかと落としでのダメージがあるとみなされれば、バルボーザのラウンドか。
2Rj.マーフィーがパンチを打ち込む。バルボーザも詰めていくが、ジャブをもらった。またロー。お互いの右が交錯。また右を入れるマーフィー。ジャブ。プレスしてきたマーフィー。左右のフック。サークリングでかわしたバルボーザだが、マーフィーすぐに追う。ワンツーからさらに左。マーフィーまた飛び込むと今度はタックルへ。バックに回る。前に崩して倒そうとするマーフィー。ケージでこらえるバルボーザ。放した。左右のパンチで出たマーフィー。パンチをもらってバルボーザ効いたか。右がヒット。縦肘がガードの間からバルボーザの顔面を取られる。ケージを背負うバルボーザにパンチ・肘のラッシュ。バックスピンキックを狙ったバルボーザだが、足がついていかずにスリップダウン。バックに付いたマーフィー。離れ際にヒザ。ホーン。
2Rマーフィー。
3R。バルボーザが出ていくが、マーフィーのパンチを被弾。右をもらった。手を出していくバルボーザ。マーフィー右ハイ。バルボーザの右ミドルがヒットするが、マーフィーパンチで詰めてきた。ケージを背負うバルボーザ。左右のフックからタックルへ。シングルレッグ。離れたバルボーザだが、マーフィーすぐに追って間合いに入る。左ストレートがヒット。右ハイ。ケージ際から抜け出せないバルボーザ。マーフィーまたタックルに。リフトしてテイクダウン。すぐに立つバルボーザだが、スタンドバックに。離れたが、すぐに追うマーフィー。バックスピンキックをボディに入れた。動きが止まったバルボーザにパンチの連打がヒット。パンチをかわせなくなっているバルボーザ。サークリングしてもすぐに追うマーフィー。タックルへ。バルボーザがぶって切る。立って離れる。マーフィーまたバックスピンキックからパンチを入れる。ホーン。
3Rもマーフィー。
4R。マーフィーカーフキック。ワンツー。バルボーザはミドルを入れる。マーフィー右オーバーハンドから返しの左をヒット。ジャブを入れるマーフィー。ワンツーからロー。ジャブを突かれてぐらついたバルボーザ。動きが落ちている。サークリングしてもすぐ追っていくマーフィー。バルボーザのバックスピンキックがボディにヒットしたが単発。ジャブから右フック。全部もらっているバルボーザ。またバックスピンキックを放つが浅い。右がヒット。組んでいったマーフィー。スタンドバックに。正対して離れたバルボーザ。ホーン。
4Rマーフィー。当然KOするしかないバルボーザ。
5R。マーフィーの左フックでぐらついたバルボーザ。マーフィータックルで組み付く。バックについたが離れたバルボーザ。マーフィーの右フックがヒット。マーフィーも疲れがあるのか、ややペースが落ちている。それでもワンツーを打ち込むマーフィー。左フック。時間がなくなってくる。バルボーザのバックスピンキックが脇腹にヒットしたが、マーフィーすぐにタックル。テイクダウン。バックに回るが、バルボーザ立ち上がる。スタンドバックで時間を使うマーフィー。バルボーザ耐えるのみになっている。残りわずかで正対したバルボーザ。タイムアップ。
50-45×2、49-46でマーフィー勝利。