修斗240519:第1部第4試合・齋藤翼 vs. 青井太一

フェザー級

齋藤翼は昨年バンタム級からフェザー級に上げ、初戦は判定勝ちしたものの、10月の2戦目は現ランキング1位の椿飛鳥にスプリット判定負け。今年1月のニューピアホール大会第1部ではメインに抜擢されたものの、現ランキング3位のTOMAと打撃戦を展開の末、3RでKO負けして連敗中。

青井太一は昨年10月からの8ヶ月間でこれが5戦目とハイペースで試合をこなしており、その間3勝1敗。新人王決定トーナメント準決勝でネイン・デイネッシュに判定負けしたが、椿 馨、加藤裕彦、島村 裕に勝利。直近2試合の加藤・島村にはKO勝ちしており、齋藤とは逆に調子が上がってきている。

両者オーソドックス。すぐにパンチで出ていく齋藤。左右のフックを振りながら詰めていく。青井が右を放つがボディを打つ齋藤。足を止めて左右のフックを連打する齋藤だが、青井の左右のパンチをもらう。ケージを背負った齋藤が前に出るタイミングで青井のパンチがヒット。一瞬膝を着いた齋藤だが立ち上がる。青井がケージに押し込みながら打撃を入れるが、自ら離れて距離を取る。再び齋藤が上体を振りながら前に出ていく。齋藤のカーフキックで青井の左足が流れる。またカーフキックを入れる齋藤。齋藤が出たタイミングで組み付いた青井だが、齋藤はケージに押し込むとダブルレッグでテイクダウン。ガードの青井はすぐに足で距離を作って立ち上がりスタンドに戻す。1R終了のゴング。

2R。またパンチを振りながら圧を掛ける齋藤。カーフキック。また足が流れた青井。齋藤が組むとケージに押し込むが、左の肘を入れて離れた。青井がテンカオを放つが齋藤がタックルを合わせてテイクダウン。バックを取らせて立った青井。齋藤のスタンドバックからクラッチを切って離れる。また詰める齋藤。カーフキックを見せると青井は左足を引いてかわす。組みついた齋藤がケージに押し込んで頭をつける。ヒジを入れて引き剥がした青井。青井が組んで両脇を差すと外掛けでテイクダウンを狙ったが、腰が強く倒されない齋藤。押し込む青井。齋藤は両脇を差し返して入れ替えると離れる。またカーフキックを入れた齋藤。さらにカーフキック。左足を浮かせてカットした青井。前に詰めるが齋藤の右ショートフックがヒット。2R終了。

3R。齋藤がプレッシャーを掛けるとカーフキック。青井は意を決して左右のパンチを振って出るが、齋藤のパンチを顔面に被弾。またカーフキック。カーフのダメージがある左足を引き気味の青井。齋藤がタックルに入りケージに押し込むが、動きがなくブレイクがかかる。左足を引いてスイッチした青井だが、齋藤のパンチを貰う。齋藤がタックルに来ると、青井は切ってヒザを入れる。青井が両脇を差して組み付きケージに押し込むが、動きがなくまたブレイク。スイッチしてサウスポーで構える青井の右足にインローを入れる齋藤。組んでケージに押し込み肩パンチを入れるが離れた。青井がパンチで詰めるが、足が着いてきていない。タイムアップ。

ジャッジ三者とも29-28の3-0で齋藤が勝利。連敗を止めた。

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