UFC302:第2試合・アイリーン・ペレス vs. ジョセリン・エドワーズ

女子バンタム級

アルゼンチンのペレスはUFCデビュー戦はステファニー・エッガーにチョークで一本負けしたが、昨年は2戦して2勝。いずれもテイクダウンを奪ってグラウンドで圧倒する内容だったが、前戦はルーシー・プディロヴァ相手に3R目に失速し、からくも逃げ切っての判定勝ち。29歳。

パナマエドワーズはボクシングがバックボーンで、アマチュアボクシングでナショナルチームに所属していたこともある。しかしテイクダウンディフェンスと、テイクダウンされた後のリカバリーに難あり。フェザー級でも戦っており、バンタムでも4戦中2度体重オーバーがある。28歳。

両者は昨年11月にラスベガスのUFC PIで乱闘騒ぎを起こしており、トラブルの決着戦がオクタゴンで組まれた。

両者オーソドックス。ミドルを入れたエドワーズ。四つに組んだが、ペレスが払腰でテイクダウン。すぐにケージを使って立ったエドワーズ。が、また投げてテイクダウンするペレス。今度はケージから離れてハーフで寝かせた。しかしエドワーズ鉄砲で返した。今度はペレスが鉄砲。さらにマウント!すぐ反転するエドワーズだが、ペレスこらえて上に。しかしケージ際まで移動したエドワーズが立った。ペレスボディロックを放さず後方に倒し3度目のテイクダウン。マウント。肘を入れるペレス。ハーフに戻したエドワーズだが肘を打たれる。押さえ込みながらパウンドを入れるペレス。エドワーズ残り20秒でまた反転。ペレスホールドして凌ぐ。ホーン。

1Rペレス。

2R。ワンツー左ミドルを入れるペレス。エドワーズ詰めてきた。下がるペレス。タックルに入るが受け止めたエドワーズがスタンディングギロチン。ペレス下になり外した。しかしエドワーズがハーフで寝かせて押さえ込むと、固めたまま肩パンチ。ペレス、また下からホールドするだけ。が、しがみつくペレスをエドワーズが浮かせてマットに叩きつけた際に頭がペレスの顔に当たる。減点なしでスタンド再開。ペレスのバックブローが入りエドワーズダウン!しかしペレス追い打ちに行かず立たせた。組んでしのごうとするエドワーズ。ダブルアンダーフック。が、投げてテイクダウンしたのはペレス。マウント。反転するエドワーズに抱え十字を狙ったペレスだが下に。エドワーズが上から固めたまま細かいパンチを入れるが、ダウンの印象は覆せていない。ホーン。

2Rはダウンを取ったペレス。

3R。ミドルを入れたペレスに詰めてパンチを放っていくエドワーズ。ペレスタックルのフェイントからハイ。さらにタックルに入ったが、エドワーズが四つに組み止めるとケージに押し込む。入れ替えたペレスが首投げへ。しかしケージで耐えるエドワーズ。ペレスが強引に投げようとしたが耐えて入れ替えるエドワーズ。ボディロックから投げを狙うが、ペレスまた払腰でテイクダウン。しかしエドワーズすぐにアンクルピックへ。倒そうとするが、ペレスが足を抜いて離れスタンドに。エドワーズ詰める。ペレスは距離を取る。エドワーズがカーフを蹴る。逆にバックブロー。詰めていく。前蹴り。しかし時間がない。パンチを返したペレスにミドルを入れる。カーフの蹴り合い。残り10秒でペレス胴タックル。テイクダウンするとマウント!反転しようとするエドワーズだがタイムアップ。

試合後はハグしてノーサイド。負けが濃厚なエドワーズは表情がさえなかったが。

30-27、29-28×2の3-0でペレス勝利。

判定後にあらためてペレスからエドワーズに健闘を称えていく。

お互いの意地が見えた試合。

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