PFL2024#4:第2試合・ジュリアナ・ベラスケス vs. リサ・モールディン

女子フライ級リーグ戦。ベラスケス6位・0点、モールディン9位・0点。

元Bellator女子フライ級王者のベラスケス。柔道がバックボーンでブラジル国内大会での優勝経験もあるが、オリンピック出場を果たせなかったことで28歳でMMA転向。2017年からBellatorに参戦すると、5連勝で王者イルマレイ・マクファーレンのタイトルに挑戦し、判定勝ちで王座獲得。しかし、2022年4月にリズ・カモーシェに4Rグラウンドでのヒジ連打でレフェリーストップ負けすると、12月のダイレクトリマッチでも2R腕十字で一本負け。さらにリーグ初戦でカモーシェとの3連戦目(カモーシェはその間に別の相手と対戦している)が組まれて判定負け。キャリア12勝の後3連敗中だが、相手はすべてカモーシェ。37歳。

モールディンはPFLチャレンジャーシリーズから本戦出場を果たした選手だが、リーグ初戦はPFL最推しファイター・ダコタ・ディッチェバにボディを効かされての1RKO負け。実力的には今回のリーグ戦で末端レベルにいる。34歳。

サウスポーのベラスケスにモールディンはオーソドックス。モールディンが左に回りながらジャブで牽制。ベラスケス様子見。手を出さない。左を入れたベラスケス。モールディンが蹴りをキャッチしてケージに押し込むが、ベラスケス入れ替えた。いら替えたモールディンだがベラスケスがパンチを打ち込むと顔面にヒット。ダウン気味に倒れたモールディン。ガードを取る。パウンドを入れるベラスケスに腕十字を狙ったモールディンだが、ベラスケス防いだ。なおもパウンド。足で阻んだモールディン。ベラスケス立って足を蹴る。隙を見て立ったモールディンだが、またパンチを入れるベラスケス。残り1分。決勝進出にはフィニッシュが必要なベラスケス。詰めていくが手が出ない。残り10秒でケージに詰めて左右のパンチ。左ボディ。効いた。膝を着いたモールディンをバックから殴るがゴング。

1Rベラスケス。しかしこれで決勝トーナメント進出の上位4人に入るのは絶望的に。

2R。プレスするベラスケス。モールディンローシングルでベラスケスの右足首にしがみつく。頭を潰したベラスケス。引き剥がしてパンチを入れると膝を着いたモールディン。またタックルへ。アンクルピックで尻もちをつかせたが、ベラスケス体をまたいで上に。ハーフからパウンドを入れるとモールディンは腕でブロックするだけになりレフェリー止めた。

ベラスケス2Rフィニッシュで5点。現時点では4位だが、カモーシェ vs. 渡辺の3点対決があるので、どちらが勝ってもポイントでは届かない(ドローなら届く可能性があるが)。実力差を考えるともっと早く攻めていれば1Rで仕留められたと思うが、前半様子見しすぎた。

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