女子フライ級リーグ戦。ディッチェバ1位・6点、ハケット7位・0点。
誰が見ても露骨に贔屓されているイギリスのディッチェバ。昨年のPFLヨーロッパで優勝。アマチュアムエタイで世界選手権優勝経験もあるストライカー。ここまで11戦全勝で、判定決着も1度しかない。母親もキックボクサーで、日本で熊谷直子とWKA王座防衛戦で戦い、1RKO負けしている。1戦目はPFLチャレンジャーシリーズ出身のリサ・モールディンに前蹴りで腹を効かせてKO勝ち。25歳。
オーストラリアのハケットもアマチュアムエタイの経験があり、ディッチェバと同じくIFMAで世界王者になっている(ハケットが2014年・2015年の優勝で、ディッチェバは2016年)。20歳でMMAに転向し、Eternal MMAで4戦した後、2020年にコンテンダーシリーズに出場したが、ヴィクトリア・レオナルドにKO負け。リーグ初戦はグラップラーのジェナ・ビショップと対戦し、簡単に組まれてバックを取られ、グラウンドに持ち込むと、正対したことには成功したが、そこからビショップの三角→腕十字で一本負け。24歳。
あきらかに格下のハケットだが、初戦のビショップのようなグラップラーより、ディッチェバのようなストライカーの方が相性が良いのも確か。オッズは今大会一番の大差でディッチェバがフェイバリット。ハケットは決勝トーナメント進出には1Rフィニッシュするしかない。
サウスポーのディッチェバにハケットはオーソ。蹴りを入れていくハケットだが、ディッチェバの右でダウン!すかさず上になるディッチェバ。ハケットの立ち際に膝を入れる。ケージに押し込むが、ハケットは両脇を差してボディロックで入れ替えた。小手を巻いてテイクダウンをディフェンスするディッチェバ。ハケットスタンドバックに。正対。前腕で押して引き剥がしたディッチェバ。膝。離れた。前蹴りを顔面に入れるとボディに膝。離れる。また四つになると腹に膝を入れるディッチェバ。ケージにおしこm井原に膝!左右のパンチから左ボディブロー。嫌倒れしたハケット。レフェリーストップ!
ディッチェバ2試合連続1RKOで1位通過確定。しかしハケットに組み負ける場面もあり、サントスやカモーシェ相手に組まれたらどうなるかは、やってみなければわからない。
- ダコタ・ディッチェバ・12点👑
- タイラ・サントス・9点👑
- リズ・カモーシェ・7点👑
- ジェナ・ビショップ・6点👑
- ジュリアナ・ベラスケス・3点
- 渡辺華奈・3点
- イララ・ジョアニ・3点
- チェルシー・ハケット・0点
- リサ・モールディン・0点
- シェイナ・ヤング・-1点
決勝トーナメントは1位ディッチェバ vs. 4位ビショップ、2位サントス vs. 3位カモーシェに。ビショップのグラップリングにディッチェバがどこまで対応できるか。