コスタはUFCデビュー戦でいきなり中堅のティアゴ・モイゼスと当てられ、2Rチョークで一本負け。2戦目はUFC2勝2敗のオースティン・リンゴにミドルで腹を効かせて判定勝ち。が、1Rにすでに効かせていたのでフィニッシュしたいところだった。前戦はスティーブ・ガルシア戦で、試合直前にガルシアが体調不良となって一週間順延。一週間後の試合は連続の減量によるダメージを考慮してライト級となったが、2Rにパンチでダウンを奪われ、マウントからのヒジ連打でKO負けした。27歳。
中国のヌアダンビクはキャリア50戦で39勝11敗、19KO・10一本勝ちで、うち26回が1Rフィニッシュという百戦錬磨の選手。もっとも、デビューから3年で33試合もしており、よくわからないルールや相手との試合も多く含まれているが。バックボーンはグレコローマンレスリングで、テイクダウンからの押さえ込みが武器。UFCデビュー戦は距離を取られての打撃に対応できず判定負けしたが、そこから3連勝。しかし前戦はスティーブ・ガルシア相手に1Rでダウンを奪ったが、2Rに三日月蹴りからの左ボディでダウンし、パウンドで逆転KO負けした。2月に組まれていた試合を欠場し、1年2ヶ月ぶりの試合となる。30歳。
ともにガルシアに負けてからの再起戦。
サウスポーのコスタにオーソドックスのヌアダンビク。コスタがプレッシャーをかけていく。ヌアダンビクシングルレッグ。テイクダウン。コスタのガード。コスタガードからキムラを仕掛ける。ディフェンスしたヌアダンビク。ヒップスローを狙ったコスタ。こらえたヌアダンビクがバックに回るが、背中に乗ろうとして降りたヌアダンビク。スタンドバックからケージ際で正対したコスタ。ヌアダンビクまたテイクダウン。しかしドンキーガードの形からバックを取ったコスタ。ヌアダンビク膝十字!膝が完全に伸びているが、立って外したコスタ。また立った。ヌアダンビクまたテイクダウン。前転してバックを取ろうとしたコスタだが、ヌアダンビクが向き直り上になる。ホーン。
1Rは上を取った時間の長さと、ニアフィニッシュまでは行かなかったが膝十字が入りかけたヌアダンビク。
2R。コスタのハイをかいくぐったヌアダンビクが足をキャッチしてテイクダウン。ガードに入るとパスしていく。足をサバいてパスしかけたところでコスタは背中を向けて立ちに行く。前に崩してバックに乗ろうとしたヌアダンビクだが、コスタ正対してシングルレッグで逆にテイクダウン。ケージを使って立とうとするヌアダンビクをクラッチして立たせないようにしているコスタだが、逆に押し倒して上になったヌアダンビク。コスタすぐにケージを使って立つと、両者がっぷり四つに。ヌアダンビクタックルへ。切ったコスタがバックに回る。外そうとしたが外れずバックマウント。チョークを狙ったがヌアダンビク反転に成功。下から三角を狙うコスタだが外したヌアダンビク。コスタ背中を向けて立った。ケージで正対する。ヌアダンビクはちょっと消耗。ケージに押し込んで膝・ヒジを入れるコスタ。ヌアダンビクのタックルを止めるコスタ。ホーン。
2Rは微妙。
3R。蹴りを放つコスタ。ヌアダンビクシングルレッグ。しかしコスタ切って上を取った。ヌアダンビクはブリッジから亀に。コスタがバックに回り両足をフック。仰向けになりチョークの体勢。アゴの上から絞めるとヌアダンビクタップ!
2Rの攻防でスタミナ切れしていたヌアダンビク、気持ちも切れていたのか、最後のチョークはあっさりと取られてしまった。