【UFC251】ホロウェイとダイレクトリマッチ=フェザー級王者ヴォルカノフスキー「拳を折っても勝てた」

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【写真】トップコンテンダーとの戦いに拘り、フラットにフェザー級を見ているチャンピオン=ヴォルカノフスキー (C)Zuffa/UFC

7日(火・現地時間)、11日(土・同)にUAEはアブダビのUFCライトアイランドで開催されるUFC251「USMAN vs Masvidal」でUFC世界フェザー級王座の防衛戦をマックス・ホロウェイと行うアレックス・ヴォルカノフスキーのバーチャル・メディアデーが開かれた。

ここでは30分に渡り記者の質問を受けたヴォルカノフスキーの受け答えを抜粋してお届けしたい(※要約)。


──マックス・ホロウェイとリマッチになったけど、ナンバーワン・チャレンジャーと戦うのに普通のプロセスだったと思うかい? 

「UFCはマックス・ホロウェイ以外の名前を僕に言ってこなかった。僕は公平にしたいと思っているけど、明らかなナンバーワン・コンテンダーは見当たらなかったしね。そして、この階級で一番のビッグファイトになる相手がマックスだったんだ。現状から、その通りだし。前の試合で文句なしに勝っていたから、再戦の必要はないとチームでは思っていた。でも……さっきも言ったけどクリアーにナンバーワン・コンテンダーがいなかったから、ビッゲスト・ファイトを戦うんだ」

──チャンピオンとして戦うのは、何か違う感じがする?

「何も違わないよ。同じだ。同じことをするだけ。家族の下にベルトを持って帰りたい。勝利を、お金を、成功をベルトと共に家に持って帰りたいんだ。チームに、豪州に持って帰りたい。ベルトを守ることは僕の最大の目的でも、モチベーションでもないんだ。この試合は、他の試合と同じように一つの試合でしかない。これからも、どんどん戦っていく。勝って、試合をして、また勝つ。毎試合、勝ちたい。それが僕のモチベーションだから」

──ヘンリー・セフードと戦うという選択は?

「僕は自分の階級を見ている。ナンバーワン・コンテンダーを相手にベルトを守りたい。強い選手が揃っている階級で、皆が潰し合っている。コリアンゾンビ、ブライアン・オルテガ、ジャイー・ロドリゲス、ダン・イゲらのなかで最も良い試合をした勝者がナンバーワン・コンテンダーになるんだ。そこにヘンリー・セフードが順番抜かしをして、横入りをしてきても、僕は戦いたいとは思わない。金銭が絡んでもね。この階級の戦いに飛び込み、ナンバーワン・コンテンダーの座を掴むべきだ。順番に並ばず、誰かを押しのけようとするのは違うと思う」

──ではライト級で戦うことは?

「できるだけ今の体重で戦いたい。体が大きくなって、ライト級に上げないといけないという限りでないとね。そうなればライト級で戦う。でも今は自分の階級の選手たちとやりあっていたいと思っている」

──マックス・ホロウェイは家にいてZOOMでコーチの指導を受けていたけど、どう思う?

「コンタクト・トレーニングは必要だ。僕は6週間、コンタクト・トレーニングを行ってきた。それ以前はできなかったんだ。でもチームは政府の要請を免除させることができた。なぜか、コンタクト・トレーニングがそれだけ大切だからだよ。フィジカルやストレングスが十分でも、それがファイトにフィットしているのか? そんな練習でタイトル戦を戦う準備ができるのか……そんなのバカげているよ。

そんなことじゃタイトルを取り戻すことはできない。マックスはタイトルを取り返したいけど、キャンプをトレーニングパートナーなしで行った。意味がないよ。そんなことをするなんて、ベルトを取り戻すつもりはないんだ。ただ金が欲しくて戦うだけで。もう、この階級のことなんでどうでも良いんだよ。なんだろうね……彼はやるべきことをやって、ここに来ているわけじゃない。

彼もフルキャンプをして、万全の体調で戦ってほしかった。尊重していないんじゃなくて、事実だから。マックスはこの戦い向けて、ちゃんと調整していない。

前回の試合で終盤は彼が持ち直したと言われているけど、それでも僕が取った。言い訳はしたくないけど、拳を骨折していても負けなかったんだ。こんなことは男として言いたくないけど、皆がそれでマックスの方が後半は良かったなんていうなら、僕は骨折していてもラウンドを取っていると言わせてもらう。僕はフェザー級で世界最強だと12月に証明した。今週末も同じだ」

■ UFC251対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン(ナイジェリア)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ジョゼ・アルド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オデズミア(スイス)
イリー・プロハースカ(チェコ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)
ダニー・ヘンリー(英国)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス(ブラジル)
ロマン・ボガトフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
マクシム・グリシン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
カロル・ホサ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

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