PFL2024#6:第2試合・ドン・マッジ vs. ネイマン・グレイシー

ウェルター級。マッジ6点・1位、ネイマン0点・6位。

初戦1Rフィニッシュで1位となったマッジ。2018年にUFCと契約し、2勝0敗の戦績を残したが、3年近いブランクでFAに。PFLには2022年シーズンに出場したが、優勝したハウシュ・マンフィオに敗れて予選敗退。昨年は試合をしておらず、今年のPFLが約2年ぶりの試合だった。過去実績もそれほどではなく、注目度も低かったが、初戦の相手がカイル・クラッチマーから実力的に中堅クラスのブレナン・ワードに変わったことにより、1Rチョークでフィニッシュし、現時点で100万ドルにもっとも近い男に。33歳。

ネイマンはカーロス・グレイシーのひ孫。ヘンゾ・グレイシー柔術所属。Bellatorで格下相手に経験を積み、一本勝ちの山を築いたが、相手のレベルが上がってからは、得意のグラウンドに持ち込ませてもらえないのが負けパターンという、一昔前の柔術家スタイルに。リーグ戦初戦はBellatorで対戦したゴイチ・ヤマウチとのリマッチだったが、やはりグラウンドに持ち込めずに判定負け。35歳。

初戦の内容から、オッズではマッジが大幅なフェイバリットとなっているが、ネイマンも得意のグラウンドに持ち込めれば一本を取る可能性は十分ある。

ネイマンシングルレッグ。テイクダウン。マッジが下から外ヒールを狙うが、ディフェンスしたネイマンがパスしていく。マッジ下からXガード。そのまま立った。離れる。ネイマンパンチで出る。タックル。スピードがなく切られた。四つに組んだネイマン。そのままケージに押し込む。離れたマッジ。ネイマンまたタックル。ケージ際で倒した。立ち上がるマッジをすぐまたテイクダウンしハーフで固めた。残り1分。パスを狙うが足を利かせて防ぐマッジ。ネイマン膝十字。しかし膝が抜けている。ゴング。

1Rネイマン。

2R。パンチを入れるマッジ。ジャブ。ネイマンが飛び込むところに右フック。左ボディ。左右のパンチで出ていくマッジ。ネイマンまたシングルレッグでテイクダウン。レッグドラッグハーフ。足が抜けてマウントを取りかけるが、ガードに戻したマッジ。パスを狙うネイマンだが、マッジギリギリパスを許さない。マッジはキス・オブ・ザ・ドラゴンからバックを狙う。距離が離れたところで立ったマッジがタックルに入りテイクダウン。ネイマン下から横三角を仕掛ける。マッジ上にいるが攻められない。ゴング。

2Rネイマン。意外にもマッジが柔術でもけっこう互角に渡り合っている。とはいえ、下になると凌ぐのがメインになってしまい、ラウンドは落とした。

3R。マッジがパンチを打ち込む。組もうとするネイマンを引き剥がす。しかし四つでクラッチしたネイマンがテイクダウン。倒したが、その前にローブローがありレフェリーブレイクをかけ、マッジに回復時間が与えられる。スタンドで再開。ネイマンまたタックル。テイクダウン。マッジうつ伏せになる。ガードに。パウンドを入れるネイマン。ハーフから潜ろうとするマッジ。ネイマンパウンド。マッジシングルレッグへ。ネイマン切ったが立たれた。しかしまたテイクダウン。ハーフ。ネイマン上のままタイムアップ。

判定三者30-27でネイマン勝利。3点獲得。

  1. (P)ドン・マッジ・6点
  2. *(N)ムラッド・ラマザノフ・6点
  3. *(N)シャミル・ムサエフ・5点
  4. (B)ネイマン・グレイシー・3点
  5. *(P)マゴメド・ウマラトフ・3点
  6. *(B)ゴイチ・ヤマウチ・3点
  7. *(B)アンドレイ・コレシュコフ・0点
  8. *(B)ローガン・ストーリー・0点
  9. *(B)ブレナン・ワード・0点
  10. *(B)ルカ・ポクリ・0点
  11. (P)ラウレアノ・スタロポリ・-1点

マッジは6点止まり。ネイマン勝ったが、フィニッシュできなかったので勝ち上がりは微妙な状況

マッジ、意外と柔術が強かったが、それほどテイクダウンが上手くないネイマンにテイクダウンを取られまくってしまい、その後も立ちに行く動きが少なかった。

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