UFC303:第10試合・マイラ・ブエノ・シウバ vs. メイシー・チアソン

女子バンタム級。シウバ3位、チアソン7位。

ヌネスの引退により、もっとも見どころがない階級になってしまった女子バンタムだが、PFLからケイラ・ハリソンが移籍してきたことにより、一気に注目度が上がっている。

シウバは1月にヌネスが返上したバンタム級王座の決定戦でラケル・ペニントンと対戦。グラウンドに持ち込みチョークを狙う場面もあったが、打撃で圧され、グラウンドでも下からの仕掛けは潰される展開で判定負けし、王座獲得ならず。バンタム級に上げてからは4戦無敗だったシウバだが、ヌネス世代の壁を崩せなかった。グラップラーで、打撃はやや苦手。テイクダウンを奪えない相手には苦戦してしまう。32歳。

チアソンはTUF28女子フェザー級ウィナー。TUF後はバンタムに落としていたが、その後再びフェザーへ。しかしフェザー級王者ヌネスの引退に伴い、前戦からはまたバンタムに落としている。現王者ペニントンとはフェザー級で対戦(ただしチアソンの体重オーバーによりキャッチウェイト)してギロチンで一本負け。バンタムではここまでリナ・ランズバーグに敗れたのみで5勝1敗だが、勝った相手のうち、現在でもランカーなのは前戦のパニー・キアンザドのみ。ナチュラフェザー級の体格が武器。32歳。

両者オーソドックス。一回り大きいチアソン。シウバ組んで首相撲。ヒジを入れて離れた。前蹴り。チアソン左フックを振るが、まだ間合いの外。シウバ左ハイから組み付いた。右脇を差してケージに押し込むが、チアソンは入れ替えるとヒジを入れる。離れたシウバ。詰めて右ハイからバックスピンキック。また組んだシウバが組みからヒザ。離れ際にハイを入れるとまた組んでボディロックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるチアソン。クリンチから打撃を入れるシウバ。ダーティボクシング。さらにヒザ・ヒジ。離れたが、チアソンすぐ詰めてパンチの連打を入れる。シウバもパンチを消すと両者首相撲に。ヒザの打ち合い。ケージに詰めるチアソンだが、シウバが左右のパンチをヒット。タックルに入る。チアソンケージでこらえつつキムラを寝合う。入れ替えたチアソン。ホーン。

1Rシウバ。

2R。前蹴りで出たチアソン。組んで外掛けからテイクダウン。シウバのガード。チアソンの上からのヒジで額をカットしたシウバ。下から腕十字へ。ディフェンスされて外したシウバ。チアソン立ってスタンドになり、足を蹴る。立たせた。シウバのドクターチェック。大きくカットしている。レフェリーストップ。

シウバは続行をアピールしているが、あれだけ大きくカットしていたら仕方ない。

チアソンがタイトル挑戦経験者に勝利。

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