UFC on ESPN59:第10試合・ドリュー・ドーバー vs. ジェアン・シウバ

ライト級。

地元デンバー在住のドーバー。早々と試合が決まっていたが、相手のマイク・デイヴィスが1ヶ月前に負傷欠場。代役がなかなか決まらず、結局2週間前のUFC303に出場したばかりのシウバがスクランブル出場し、ドーバーと対戦することに。一時ランキング入りしたこともあったドーバーは、直近の7勝がKO勝利というストライカー。それまではそこまで倒すイメージはなかったが、UFCで戦ううちに倒す感覚を身に着けたのか、倒し屋に変貌した。しかしランキング間際の相手には勝ったり負けたりで、現在はノーランカー。今年2月の前戦はへナート・モイカノに組み付かれる展開で接戦となり判定負け。35歳。

シウバは2大会連続出場。2週間前のUFC303では、中堅のシャルル・ジョーデインと対戦。2Rにジョーデインのタックルを切って離れ際にアッパーを打ち込みKO勝ちし、UFCデビューから2試合連続でのKO勝利を飾った。しかし、計量では1.5ポンドオーバーしている。今回は直前ということもあり、ライト級では代役が見つからなかったのか、フェザーのシウバが階級を上げて出場する。前回は勝ったとはいえ体重オーバーの失態があるだけに、勝って汚名返上したいところ。ライト級でランキング目前のドーバーに勝つようなら、フェザーに戻したとしても、次もランカークラスと対戦するチャンスが回ってくるかもしれない。27歳。

サウスポーのドーバーにオーソのシウバ。詰めてきたドーバー。下がるシウバ。ケージまで下がったシウバの腹に左ミドルがヒット。今度は左ハイ。シウバも飛びヒザを返した。ドーバー左ボディ。シウバの右ハイをブロックしたドーバー。ワンツー。また詰めるドーバー。ケージを背負うシウバにワンツー。出ようとしたシウバに左ボディ。ドーバーが出るところに左フックを合わせる。今度はドーバーが飛びヒザ。かわしたシウバ。ドーバーの打撃をバックステップでかわすシウバ。ホーン。

1R打撃のヒットでシウバのラウンド。

2R。ドーバーシングルレッグに。ケージに押し込んだがヒザを入れて離れる。よそ見フェイント?をしたシウバにドーバーが詰めてパンチを入れる。ケージまで詰めるドーバーだが、出るところにシウバテンカオ。ドーバークリンチアッパー連打。シウバも右アッパーを返す。また詰めたドーバー。ケージを背負ったシウバに左ボディ。ドーバーの飛び込んでのパンチがヒットし、一瞬ぐらついたシウバだが、すぐに立て直して打ち返すシウバ。残り20秒でパンチからタックルにつなげたドーバーだが、シウバこらえて引き剥がす。残り10秒で飛び込んだドーバーにバックヒジがヒット!効いた!ふらついたドーバーにシウバが追い打ちの打撃で出るが2R終了のホーン。

2Rもシウバ。

3R。ドーバーパンチからタックルへ。シウバギロチンで引き込んだ。しかし決まらないと見てすぐ立った。ケージを背負うシウバドーバーまたタックルへ。しかし離れ際にシウババックヒジ。尻餅をついたドーバーだがすぐに立つ。しかし顔面のカットがひどくなり大出血。カットのアピールをするシウバ。レフェリー止めてドクターチェック。右まぶたを大きくカットしておりドクターストップ。

ショートノーティスで階級上のランカークラス相手に競り勝ったシウバ。ちゃんと体重を落とせればフェザーで相当上まで行きそう。

試合中はパフォーマンスが過剰だったシウバだが、試合後のコメントでは地元のドーバーへのリスペクトを述べる。

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