女子フライ級タイトルマッチ5分5R。杉山1位。
重田は柔道のバックボーンを武器に、憧れの浅倉カンナが所属する現THE BLACKBELT JAPANに所属。昨年4月にプロデビューし勝利すると、ストロー級は同門のKARENがいるためか、ジム側の事情によりフライ級に上げてライカに勝利。今年3月、46歳の王者端のタイトルに挑戦すると、首投げやダブルレッグでテイクダウンを奪う展開で判定勝ち。プロキャリア4戦目・11ヶ月でのパンクラス史上最短での王座戴冠を果たした。しかし本来より上のフライ級ではほぼ減量がなく、この試合を最後にするとのこと。20歳。
杉山は重田が4歳の時にプロデビュー。ここまで30戦で22勝7敗1分。10年前の2014年にはJEWELSバンタム級の王座決定戦で端と対戦し3RKO負け。2022年5月には、JEWELSフライ級王座決定トーナメントに出場し、準決勝・決勝のワンナイトトーナメントで初戦相手の体重オーバーにより不戦勝となり、決勝ではこの日2戦目となる中井りんと対戦したが、1R腕十字で一本負けし、プロ初タイトルならず。パンクラスには今年3月に初参戦し、ライカに判定勝ちして今回の王座挑戦のチャンスを掴んだ。37歳。
両者オーソドックス。組みに行った重田だが、引き剥がした杉山。右ハイからタックルに入った重田。テイクダウン。下から重田の右足を掴んだ杉山。そのままスイープして上になるが、重田すぐに立ち上がりまたタックルへ。シングルレッグ。ニンジャチョーク。座り込んだ重田を絞め続ける杉山。レフェリーストップ!
最後はシングルレッグで首が空いたところでニンジャチョーク。重田最後はタップせず落ちたのか、状況が良くわかっていない表情のまま退場。