北米のMMA統一ルールが変更/縦ヒジの攻撃が解禁、グラウンド状態の打撃のルールが変更

北米のMMA統一ルールが変更/縦ヒジの攻撃が解禁、グラウンド状態の打撃のルールが変更 45
ゴング格闘技 2024年 9月号 [雑誌]


 北米のボクシング及びMMAを統括するボクシング・コミッション協会(Association of Boxing Commissions and Combative Sports=通称ABC)がMMAの統一ルール変更を承認したとのこと。

 まずは縦肘の攻撃が解禁されています。過去には2009年12月の『The Ultimate Fighter 10 Finale』で行われたマット・ハミル vs. ジョン・ジョーンズで、ジョーンズがこの攻撃を連発したことから反則負けになっています。



 これを受けてジョン・ジョーンズはインスタグラムで「当時も無敗、今も無敗だ…デイナ・ホワイトよ、あの負けを記録から抹消しよう」とコメントしています。

 また、「ダウンしたファイター 」の定義も変更され、新ルールでは「手と足以外の体の一部がキャンバス(地面)に接触している場合、その選手はグラウンドとみなされ、合法的にヒザ蹴りや頭部へのキックを受けてはならない」となります。旧ルールでは、ファイターは少なくとも片手を下ろし、他の体の一部も地面に触れていなければならなかった…つまり、両手がキャンバスに触れていても良かったのですが、新ルールでは手や足以外の体の一部(ヒザやヒジなど)がキャンバスに触れていなければ、ダウンとみなされず、それ以外の場合、頭部へのヒザやキックは合法となります。

 新ルールは今年の11月1日から採用されますが、その判断は各州のコミッションの判断に委ねられます。続きを読む・・・
タイトルとURLをコピーしました