UFC304:第11試合・クリスチャン・リロイ・ダンカン vs. グレゴリー・ロドリゲス

ミドル級。両者ノーランカーだが、メインカードに抜擢されている。当初はモカエフ vs. ケイプのフライ級ランカー対決がメインカードだったが…。

地元イギリスのCLDことダンカン。アマチュアMMAの世界大会IMMAFで長くキャリアを積み、24歳でのプロデビューすると1年半でイギリスの老舗Cage Warriorsでタイトルを獲得。プロデビューから2年半でUFCデビューを果たした。UFCではここまで3勝1敗で、3勝はいずれもKO勝ち。敗れた相手は元キック世界王者のペトロシアン。長いリーチからの打撃が武器で、特に回転系の蹴りが得意。29歳。

当初はUFC0勝1敗のロベルト・ブリチェックと対戦予定だったが、ブリチェック欠場で、代役がなぜかランキング目前のロドリゲスになり、相手のレベルが上昇。

ブラジルのロドリゲスはUFC6勝2敗の高アベレージ。バックボーンは柔術レスリングだが、パンチが強く、UFCでの6勝のうち5勝がKO勝ち。こちらも、2敗のうち1敗はペトロシアン相手に喫したもの。キルクリフFC所属の32歳。

詰めるダンカン。左を出していく。カーフを蹴る。ロドリゲスワンツー。詰めてくるロドリゲス。ダンカンバックステップで距離を取る。どんどんプレスしてくるロドリゲス。ダンカン背中を見せて距離を取る。ロドリゲスシングルレッグ。テイクダウン。ハーフ。ヒジを落とす。2ーシールドで距離を取ろうとするダンカンだが、ロドリゲス上からパウンド。うつ伏せになりタックルに入るダンカン。バックに回ろうとするロドリゲス。腕を引っ掛けて回らせないダンカン。がぶられた体勢からスイッチで脱出しようとしたダンカンだが、ロドリゲス返させない。シングルレッグに入るダンカンにブラウン肘を入れるロドリゲス。ホーン。

1Rロドリゲス。

2R。ダンカンが蹴りを入れるが、ロドリゲスのパンチをもらい顔を背ける。ケージに押し込んでタックルに入るダンカンだが、ロドリゲスは小手に巻いて小手投げを狙う。首相撲に。パンチを入れるロドリゲス。ダンカンバック肘。しかしロドリゲスがタックルに入るとスタンドバック。正対したダンカンだが、ロドリゲスがダブルアンダーフック。しかしレフェリーブレ言う。クリンチアッパーを入れるロドリゲス。ダンカンも詰めて肩パンチ。ケージに押し込んだロドリゲスが右の肘。さらに右フック。打たれているダンカンだがパンチを打ち返していく。が、ロドリゲスタックル。テイクダウン。バックを取る。ホーン。

2Rロドリゲス。

3R。インロー、関節蹴りを見せるダンカン。バックスピンキック。ロドリゲスが詰めてきた。バック肘を見せたダンカンだが、ケージまで下がりパンチをもらう。肘からバックに回ったロドリゲス。投げたが、ダンカン正対してタックルへ。ロドリゲスがシングルレッグからテイクダウン狙い。片足でこらえてスピンキックを放ったダンカンだが空振り。ロドリゲスボディロックしテイクダウン狙い。膝を着いたダンカンからシングルバック。チョークを狙いつつ肘を入れるロドリゲス。カットしたロドリゲスの血でダンカンが真っ赤になる。立ち上がったダンカンだが、ロドリゲスがバックについたままタイムアップ。

三者フルマークでロドリゲス勝利。

打撃・組みで上回ったロドリゲス。ダンカンも粘ったが勝機は見えなかった。

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